台湾日記

【3月19日】恵州に行く

 今日は、光学ピックアップのベンダーさんの工場を訪問するために恵州に行って来た。石碣から、高速で2時間強の距離である。この高速道路は最近出来たらしいが、これが無い頃は3時間はゆうに掛かっていたらしい。

 そこの工場は、厳密に言うと某日系メーカーの工場ではなく、委託生産という方式を
取っていて、早い話が外注である。そこに、某日系メーカーから出向(在籍は、某日系メーカーの香港法人)という形で7人の日本人が常駐してサポートしている。そのため、部品も某日系メーカーの本社が承認し、治具の導入も改善もすべて日本の承認が無いと出来ず、言い換えると、生産だけを任され技術的には期待されていない印象であった。逆に、外注なので、技術的に教えすぎると技術を盗まれる可能性もあるからだろう。。。駐在している日本人においても、技術的なことを聞いても、「これは日本から支持された方法なので、、、」「これは、日本に聞かないと、、、」といった雰囲気であった。

 その分、工程管理はしっかりと出来ていて、各治工具のアースもきちんとれていたし(私が以前見た某社の光学ピックアップの工場と同じように管理されていた)、作業者も見学者を見ずに作業に集中していた。この辺の教育はしっかりしている感じだった。それに比べて当社の中国工場は、、、。

 ところで、ここに駐在している日本人達、この近くのホテルにみな住んでいるとの事であるが、中国本土といえども日本人が7人もいるのは羨ましく思った。今の会社に入ってから、会社にいると日本語を話すことは全くない私であるが、やはり、たまには日本語で話したい時もある。週末などに、飲みながら日本語で愚痴を言ったりしてウサをはらせる分いいと思った。

 帰りに、海辺に寄って来た。小さな漁港風の町に来たが、取れたての魚を売りさばいている人達がたくさんいて、活気づいている。その横で、屋外なのにビリヤードをやっている人達で別の盛り上がりを見せていたのには笑ってしまったが。。。魚売りのおばちゃんにカメラを向け撮影したら、恥ずかしがって水を掛けられそうになった。TVによく出てくる、中国の田舎町、といった情緒のする町であった。

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