台湾日記

【3月17日】中国での週末

 今日は土曜日だけど、ここでは当たり前のように出勤である。午前中はレポートをまとめていたのだが、本当にVQAのオフィスは風通しが悪くて蒸し暑く、蚊が多い。。。

 明日は日曜日で休みなので、5時に仕事を終え6時半に町に出た。会社から石碣の町まではタクシーを使うのだが、呼んだタクシーがオンボロの軽のワゴン。初めて乗る人はきっと驚いて足が竦むだろう。。。石碣の町は人が多く、行き交うクルマはクラクションを鳴らし、バイクはノーヘル。道路は広いのだが、マレーシアで見たKLのチャイナタウンが長くなったような感じである。道ばたにはゴミが散らばっていて、心なしか人々の服も薄汚れていて質素に見える、。やはり中国はまだこうなんだと実感した。

 この賑やかな通りを通り過ぎると、綺麗な電飾で飾られ(TDLのエレクトリカル・パレードの小型版)、ギリシャ風の柱が立つ公園が現れた。周りの建物の雰囲気とは違うのだが、この公園は、この地に進出してきた外国企業の税金で造ったそうである。

 来た道を戻る途中で、台湾人の週末お決まりのコースである「マッサージ」に行った。入り口のお姉さんが脇の切れ上がったチャイナドレスを着ていたので、一瞬、マレーシアのように何でもありのマッサージ屋かと思ったが、案内されたのは個室でも4人一緒の個室で、ちゃんとしたマッサージだった。部屋は結構綺麗。我々の部屋にやってきたマッサージ師は結構若く、恐らく24以下だろう。まずは、薬を溶かしたようなお湯の中に足をつけ、そのまま服は脱がずに、肩、背中、足の裏、脚と約1時間半丹念に揉んで貰う。結局、Sidさんが払ってくれたので値段はわからないのだが、幾らくらいなんだろう。

 その後、「何がしたい?」と聞かれたので、「じゃあ、軽く飲みに行くか」と答えると、そこからまたタクシーに乗ってパブに行くことになった。パブは石碣ではなく東莞の町にあり、大きな橋を渡って約15分程度の道のりだった。着いたところは、パブといってもディスコパブで、入り口には女王様のような格好をした綺麗なお姉さん達が並んでいて、我々を席まで案内してくれた。ここの客層はティーンエイジャーのような連中が多いような気がしたが、ビールは飲んでいるしタバコも吸っている。着ている服も小綺麗で流行を追っているような気がする。また、このディスコパブの雰囲気からして結構高いような気がするのだが、彼等、ここに来るお金はどうやって工面しているのだろう。寮生活をしているオペレーターや石碣の町を往来していた人達からは想像できない別の中国が垣間見れたような気がした。

 その内、ダンスフロアで踊りだす連中も現れ、ステージにはセクシーな格好をしたスパイシーガールが登場。その後ろには、何故かガードマンが真面目そうな顔で立っていた。一応、中国の法律に触れるような事をしていないかチェックしているのかな。我々は、プロモーション中のコロナビールを飲み、音楽がうるさかったので終始筆談で会話していた。

 寮に戻って来ると、Devidさんの部屋で宴会をしているとの事だったので呼ばれていくと、既に出来上がっている人達も多く、私も乾杯の嵐にあった。中国や台湾の乾杯は、一気に飲み干さなくてはならない。しかもこの中国のお酒、アルコール度数が40度以上ととってもきつい。杯は小さいので一息で飲めるのだが、、、。

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