台湾日記

【3月1日】中国出張決定

 私のこの会社での仕事であるが、取り敢えず、製品の心臓部である光学ピックアップの品質改善を担当する事になった。この部品のメーカーは、日本のS社であり、日本人の私の活躍できる場所である。

 私の中国語の理解度(殆どゼロ)とこの会社の仕事の進み方では、私が入り込める部分は思いっきり限られてしまうが、今回アサインされた仕事は、これをこなしながら中国語をだんだん拾得して行くというステップが踏めるので、今の時点ではベストなアレンジだと思う。

 尚、これに関連し、18日頃から約10日間、中国の東莞にある当社の工場と、その近くのS社の光学ピックアップの工場に出張で行くことになった。という事は、、、18日に行く予定だったマレーシアGPに行けなくなってしまった。。。RM1300強のチケット(今までよりもいいタワー席)が。。。早速、一緒に行く予定だったペナンの友人に連絡し、ペナンのMLにも売りたし情報を流した。3年連続で楽しみにしていたのに、残念。(T.T)

 ところで、日本語環境と戦っていて中々ラインを見ることが出来なかったのだが、初めてマジマジと見ると、昔の会社と同じ製品を作っているのに、その作り方は全然違っていた。昔の会社では2分以上掛けて行っていた調整の工程が、僅か30秒で済んでいるのである。勿論、ドライブの設計もファームウェアも違うのだが、これで品質が同じに出来るとしたら、台湾のメーカーに価格で勝てないのはわかるような気がする。

 そもそも、台湾の会社の解釈の仕方が面白くて、世の中で圧倒的なシェアを誇るが品質のバラツキが大きい台湾のディスクを使って検査してOKであれば、その他のメーカーのメディアは問題ないだろうとの解釈の仕方。勿論、評価時には色々なメディアでの評価するが、量産での考え方は上記の通り。前の会社の、「選りすぐったディスクを使って、そのディスクに対して色々なパラメーターを調整し確認すれば互換性が保たれる」考えとは対照的である。「相対値的な方法」vs「絶対値的な方法」と言えるような気がする。

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