台湾日記

【2月14日】新竹に電車で行く

 16日の初公式出勤と来週の週始めの電車通勤が決まったので、今日は電車通勤のシュミレーションをした。本当は天母からMRT(地下鉄)に乗って台北駅まで行き、そこから電車に乗り換えて新竹なのだが、今はホテル住まいなので南京東路駅から出発した。

 新竹でMirrorさんが9時に待っているので、我々は7時にホテルで待ち合わせて7時50分の自強号(日本で言うところの特急)に乗ることにした。地下鉄はシンガポールでも体験しているし、9月にマレーシアからの帰任時に台北に寄ったときも乗っていたので全然心配していなかったのだが、Robinさんは赤子に教えるように丁寧に教えてくれた。恐縮するくらい親切である。

 台北駅で朝食のパン(ヤマザキのパン屋)を買ったのだが、これも奢ってくれた。収入やお世話になり度からいったら私の方が奢らなくてはならないのだが、「台湾に来てくれたお客さんだから」という事で、何から何までやってくれる。同じ会社に日本人が誰もいない私にとっては、彼の存在は非常に心強い。

 台北駅には切符の自動販売機もあるのだが、誰も使っていないように見える。みんな窓口に並び、そこで買っている。8時前の時間帯だったのだが、あまり混んでいなかった。自強号は基本的には全席指定で、新竹までは180元、1時間強の道のりである。丁度、自宅の八日市場から東京までと一緒くらい。列車はとっても快適。車窓の風景は、日本の10年以上前といった感じであろうか。経済の進む速度に街の整備が追いついていない感じで、ちょっと汚さが目立った。

 電車の中でパンを食し、ほぼ予定通りの時間に新竹に着いた。その後は、新竹のオフィスでネットワークに繋ぎ、アパートの写真を妻君に送り、Robinさんが所用を終えるまで時間を潰し、昼食を食べてから同じく電車で帰路に着いた。

 この後は、6時にホテルの目の前の不動産屋と会って、本契約とアパートの備品の最終確認をする。松田不動産(master)には結構日本語を話せるスタッフがいて、しかも日本人の女の子もいた。暫くすると大家さんが現れ、Robinさん、不動産屋、大家さんで台湾語で長々と話していた。税金の支払い証明書や権利書など、いろいろとチェックしている。アパートの契約でこんなに細かくチェックするのは初めて見たが、本当に執拗なまでにお互い確認しあっている。これを見ると、日本人の「なあなあ主義」が疑問に思える。

 1時間の話し合いの後、大家さんのクルマでアパートへ。しかし、道路が大渋滞で1時間を要した。今日はバレンタインデー、士林から天母へのエリアにあるお洒落なレストランには、若者達がカップルで集まっているのだろう。アパートに着くと、私が要求していた畳を入れるために、畳屋さんが待ち構えていた。30分以上待っていたとのこと。

 アパートの備品等を全て確認した後、Ribinさんが、やっと手付け金の小切手を払った。ほんと、ここまでやれば完璧だと思う。結局、予定していた駐車場探しは明日に延期し、屋台のような台湾料理の店で、遅いディナーを食べ(もう10時過ぎ、これもRobinさんの奢りだった)、11時にやっとホテルに戻って来た。やれやれ。。。 

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