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Taiwan Tips(アジアで働くを応援するメールマガジン編)

41. 台湾OL・サラリーマンの「SARS後の台湾」

現在、台湾においてはSARSの脅威も落ち着き、ビジネスもどんどん復活してきております。台湾政府は今回の教訓を下に、気を緩めず、引き続き、公共の場での衛生管理やレストランなどでのマスク着用など、政府レベルで安全な環境を維持するよう、努力を続けております。 また、台湾観光局も観光客増加を促進するために、様々な国際的なプロモーションやキャンペーンを実施しております。その一つに、10月1日から国外の観光客に対して、税金(通常5%)の払い戻し措置の実施(但し、3000元以上消費且つ項目に制限あり)を予定しております。このように台湾は色々なイベントやキャンペーンで「安全、安心且つ盛りだくさんの台湾」を前面に押し出しており、もちろんそれを実際に維持できるよう、政府/民間レベルでたゆまぬ努力をしております。 台湾に生活するものとして、SARSは完全に鎮圧され、生活も以前の活気あふれる台湾に戻っていることが良く分かります。是非、SARSから蘇った台湾を、ご自身の目で、確かめてください。
台湾観光局公式サイト
http://202.39.225.132/jsp/Jap/html/search/index.jsp


40. 台湾のSARS対策状況(2)

6月17日、台湾はついにWHO(世界保健機関)より、重症急性呼吸器症候群(SARS)による渡航延期勧告地域から除名されることが正式に決定されました。これは、前回もお伝えしましたが、政府と国民が一丸となって、体温チェックやマスク着用を実施して、SARS撲滅対策を続けてきた成果といえます。現在も、密閉型の公共機関(地下鉄や汽車)でのマスク着用は義務付けられており、SARSが台湾からなくなるまで、台湾としては気を抜かず、対SARS対策をとりつづける模様です。皆様が安全に台湾へ足を運んでいただけるよう台湾も頑張っておりますし、また今後、多くの人々が台湾を訪れていただけたら、と弊社でも願っております。


39. 台湾のSARS対策状況

重症急性呼吸器症候群(SARS)に関しての情報は,台湾に関心のある皆様であれば、色々と存じ上げていることと思います。現地で働く一社員と致しましても、まさか台湾でこのような病気が流行するとは、と驚くとともに、SARSにより様々なビジネスが停滞し、大変な打撃を受けているのことも目の当たりにしております。ご登録にいらっしゃる方の中で、特に旅行業界やホテル業界に携わる方々が急増したのも、まさにSARSの影響であると考えられます。またSARSピーク時は、あれだけ賑やかだった台北の街から、本当に人影が消えました。台北国際空港があれだけガラガラになってしまった状況も、本当に尋常ではないと思われます。現在、感染者数も下降しており、停滞していたビジネスもゆっくりながら再開に向かっているようです。もちろん、まだ予断を許さない状態ではありますが、台湾としても、今回の危機から様々な教訓(特に危機管理について)を学びました。台湾国民が一丸となってSARSの危機を乗り切るために、マスク着用で通勤したり、仕事をしたり、体温を測ったり、と頑張ってきた成果が今、形として現れてきているものと思います。今後、台湾が渡航延期勧告地域から外れ、台湾を訪れてくださる方々の数が増加することを弊社としても願っております。

また、弊社クライアントが運営される以下ホームページも是非、ご参考ください。台湾の現状が確認できます。
<交流協会様HP>
*台湾のSARS情報が随時更新されております。
http://www.japan-taipei.org.tw/
<旅々台北.Com様HP(SARS最新情報特集)>
*台湾現地のSARS対策の現状が随時行進されております。
http://www.tabitabi-taipei.com/sars/index.html


38. 台湾OL・サラリーマンの週末の過ごし方(2)OL編

今回は週末小旅行について書いてみたいと思います。 台湾は(意外と知られてないのですが)海がきれいです。台湾島の東北海岸から東海岸そして南海岸にかけて、沖縄のような美しいエメラルドグリーンの海が広がっています。また、中国大陸と台湾島の間に浮かぶ澎湖島や、台湾島東海岸沖に浮かぶ緑島や蘭島などの離島の海はさらにさらに美しいです。 台湾は小さいのでこれら何処のビーチへも週末だけで遊びに行くことが出来ます。

■安近短コース:東北海岸「白砂湾」
台北市内から淡水までMRT(地下鉄)で約1時間、バスに乗り換え約1時間の場所にあります。バスの路線とバス亭名は忘れてしまいましたが、淡水駅で「白砂湾」へ行きたいと筆談すれば周りの人が親切に教えてくれます。 ここは、海の透明度は伊豆くらいあります。東京からこの時間でいけるところいえば、江ノ島くらい?もう、比較にならないくらい水が綺麗です。ここは真夏以外はそれほど人出もなくのんびりするのにはもってこいです。大体天気がよければ5月から10月くらいまで泳げます。ただし、7月から8月は避けたほうが懸命です。というのも、砂浜にサンドバギー屋が多数出現し、ビーチでは台北のバイクの騒音と同じ騒音が繰り広げられてしまうからです。 このビーチへ行くともう一つのお楽しみは、淡水の夜市のテラス式バーベキューハウスで、淡水河越しの美しい夕焼けをみながらのバーベキューとビールです。日焼けと海で心地良く疲れた体にこれは最高です。

■高遠長コース:南海岸「墾丁」
台北で海!といえば、墾丁です。台北市内の松山国内空港から高雄へ飛行機で50分。そこからバスに乗り換えて2時間半。ここは、トロピカルな台湾のリゾート墾丁です。往復の交通費が大体5000元(1万7千円)程度、宿泊も二人一部屋で800元(2800円)から5000元(1万7千円)程度で、私は2000元(7000円)でプールつきのところにいつも泊まっています。 ここの海はまさに、沖縄の海のよう!!!エメラルドグリーンの海がとても美しいです。ここには日本語で歌にもなった台湾最南端の灯台がありその周りが小高い丘になっていて緑の美しい公園になっています。この公園からの眺めはすばらしいです。また、墾丁は浜辺の後ろは小高い丘になっておりそこが熱帯植物園になっていて、そこからの海の眺めも最高に美しいです。中華民国の運転免許をもっていれば、ここでスクーターを借りることが出来ます。スクーターならば1日500元(1700円)で自由自在に墾丁を散策することが出来ます。 また、墾丁には「南湾」「佳楽水」といったサーフィンのポイントもいくつかあって、台湾人のサーファーはもちろん、日本人やオーストラリア人サーファーが和気合いあいと波乗りを楽しんでいたりもします。ここには、有名なビーチ「南湾」「小湾」と「墾丁」がありますが、少し離れたところには公共の交通機関では行くことの出来ない「白砂湾」(台北の近くのビーチと同じ名前です!)というビーチがあって、ここはいわゆるシークレットビーチのような感じで、小さくて美しい素敵なビーチです。墾丁の中心部から西へスクーターで20分くらいのこところにあります。もしも、興味があれば、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。タクシーでもいけますし、地元の人に聞けば場所を教えてくれます。 墾丁へ行くには、飛行機よりももっと安くいける方法があります。それは、長距離バス。台北―高雄間には数え切れないくらいの多くのバス会社がこの路線を運行しており、24時間ほぼ1分毎(!)と思えるくらいに長距離バスが頻発しています。台北−高雄は片道600元(2100円)、飛行機の1/3以下の値段です。夜中や早朝などの道が空いている時間ならば4時間くらいしかかかりません。反対に、週末絡みの夕方〜12時くらいにかけては恐ろしいくらいに込んでいて、いったん渋滞に巻き込まれると10時間くらいかかることもあります。 さらに、このバスは、総統座席という、バス幅に2列しか並べられない、特大の世界一大きいと思われるデラックスバスシートを採用しており、個人液晶テレビ付きで、映画が観れたり、スーパーマリオをはじめ、なつかしの初代ファミコンゲームが20種類くらい楽しめたり出来るようになっています。さらに、このバスの座席は按摩椅子になっていてゲームで疲れた肩のこりをほぐしてくれたりします。また、スチュワーデス(?)のお姉さんも搭乗しています。 この他にも台湾にはたくさんの美しいところがあります。台湾に住んでいる間に出来るだけいろいろな場所を回ろうとしていますが、いまだにまだ行っていない場所もたくさんあります。台湾に暮らす魅力の一つは小さな島にたくさんの個性的で魅力的な場所があることではないでしょうか。


37. 台湾OL・サラリーマンの週末の過ごし方(1)サラリーマン編

台湾に限らず、海外での週末はと言えばゴルフという方も多いでしょう。 でもゴルフはちょっと・・・・という方向けに今回はこんな「週末の過ごし方」 をご紹介しましょう。

スポーツ編
日本人草野球チーム『YAMATO』
台湾では草野球と言えば、硬式のチームが圧倒的に多いのですが、監督をはじめ全員日本人で構成された軟式野球チームで、活動は主に日曜日台北市内で行なっています。メンバーには甲子園経験者もおり、なかなかのツワモノぞろい です。4月から毎日曜日に行なわれていた台湾チームとの試合では惜しくも優勝はならなかったものの決勝リーグに駒を進めました。興味のある方はぜひTEL:02−2764−5718(台湾・台北)までお問合わせ下さい。また最近、新竹にも『YAMATO』出身者も加わった日本人硬式野球チームが結成されています。

リラックス編
台北市の北に位置する陽明山や北投は温泉地としてよく知られています。純和風で高級感溢れる施設からチープで胡散臭いところまで選択肢はいろいろあります。そんな中で日本人が多く住む天母地区からも市バスやタクシーでも 近い『川湯温泉』は個人的に気に入っています。個人風呂と露天風呂がありますが、そこで食事をすれば無料入場券をくれる露天風呂をおすすめします。ご参考までにウェブサイトがありますので記載しておきます。
http://home.kimo.com.tw/eddyshie/tsthtm4-1.html
それでもひとりでゆっくりしたいなら、やっぱり自宅でビデオ鑑賞でしょうか、レンタルビデオ/DVDもチェーン店もいくつかあり、洋画も割と早くビデオやDVD化されるので楽しめるかもしれません。(但し、字幕は中国語ですけど・・・)私個人としましては、日本のドラマのVCDがお気に入りで結構購入して見ています。特に日本で放送が終わったばかりの最新ドラマも、すぐに売られているのには驚きです。

以上、台湾での週末のほんの一部ですが、ご参考になれば幸いです。


36. 台湾OL・サラリーマンのための昼食グルメ・バンザイ!(2)OL編

台湾でのランチは日本とはかなり様子が違います。

1.弁当の「ムキダシ」持ち歩き
日本のオフィス街のランチタイムと言えば、コンビニの袋にオニギリ、ミニお惣菜、ジュース、ヨーグルトを入れたOLという風景が思い浮かびますが、台湾ではちょっと違います。台湾では冷たい食べ物を食べない習慣があるため、コンビニ袋のOLはほとんど見かけません。ここ数年セブンイレブンがコンビニ弁当に力を入れており、徐々に人気が出てきてはいますが、やはり、一番人気は出来たてのお弁当を持ち帰りすることです。特に、自助食というビュッフェスタイルのお店のお弁当は大人気です。かくして、台湾では、持ち帰りのお弁当にスープを載せ、ビニール袋に入れないで「ムキダシ」で持ち歩くOLという風景が展開されます。なぜ、「ムキダシ」なのかというと、環境保護の観点から今年の1月より、コンビニやスーパーなどでくれるビニール袋が1元に有料化されたからなのです。1元=3.5円なのでお金が惜しいわけではないのですが、なんとなく有料だったらもらわないか、自分で袋を用意するようになるんですね。不思議と。

2.昼寝
台湾には昼寝の習慣があります。現在は昼休みが1時間だけという会社も増えましたが、まだ1時間半の昼休みをとっている会社も結構あるようです(特に台湾系)。弊社は日本式に12時から13時の1時間の昼休みを設けておりますが、それでも、お昼ご飯を食べた後、12時45分〜13時くらいまではほとんどの台湾人社員は昼寝をするためオフィスは消灯されます。そのため、オフィスにマイ枕を備えつけているOLも多いです。

3.おいしい麺
台湾の麺はバラエティ豊富でおいしくて安い!弊社の近くには刀削麺の美味しいお店があってそこの、鶏絲乾麺は絶品です。太めの刀削麺に、鶏肉の細く裂いたものと搾菜がのっていてその上に、にんにくの風味のついた醤油膏(どろっとした醤油)がかかっています。あっさりしていて厭きのこないおいしさ。また、ここの麻醤麺もとても美味しいです。そのほかにも10種類以上の麺があり、どれも美味しいです。そしてワンタンスープもなんだかクセになる味。このほかにも、まだまだ美味しい麺の店が目白押しです。

4.小吃の出前
台湾の小吃は出前もしてくれます。大体10人前くらいから大丈夫みたいです。雨の日などは、ランチタイムになるとエレベータにはたくさんの出前の人と出くわします。一食80元くらいでも出前してくれるので、とても便利です。時間の節約にもなりますし。12時になったらすぐ出来立てのお弁当が食べれます。

5.しっかり食べるOL
台湾のOLは日本のOLみたいに小さいお弁当箱で小鳥のように食べる人はあまりいません。だいたい、「しっかり」食べます。これは、大食いというのではなくて、栄養のあるものをキチンとした量で食べています。私は常々関心することなのですが、台湾の人々の食に関する知識はすごいと思います。今日は風邪をひいているから、これは食べないようにしてこれを食べようとか。この野菜は女性にとてもいいとか、そういった観点でおかずを選んでいるようです。私は日本にいたころは、美味しいかどうかとかカロリーが高すぎないかどうかばかりを気にして食べるものを決めていましたが、最近は台湾式になってきて、最近は疲れ気味だから鉄分の多そうな野菜を食べておこうとか、肌にいいから、ミネラルの多い昆布を食べておこうというようにおかずを選ぶようになってきました。こういうときは本当に自助食は便利です。だから、自助食は人気があるのかもしれませんね。


35. 台湾OL・サラリーマンのための昼食グルメ・バンザイ!(1)サラリーマン編

台湾で生活する日本人にとって楽しみのひとつでもあり、悩みの種でもある食事。特に今回はランチにスポットをあててみましょう。一口にランチといってもホテルや有名レストランなどでのA級グルメから持ち帰り専門の屋台まで様々な楽しみ方がありますが、筆者が独断と偏見によって選んだランチベスト5をご紹介致します。

第五位:自助餐 ご存知の方も多いかと思いますが、これは持ち帰り弁当(その場でも食べられます)で炒め物や揚げ物がところ狭しと並べられ、指を示すだけで持ち帰り用の紙弁当箱に入れてくれます。ご飯の量は大小いずれかを選びます。もちろんおかずだけもテイクアウトできます。弊社の周りには少なくとも4・5件あり、弊職お気に入りの店では炒め物4品プラス鶏腿や排骨と呼ばれる豚肉などが乗ってNT$60からNT$80(=210円から280円)で一食いただけます。

第四位:黒輪(おでん) 日本のおでんとは味付けや具が異なりますが、「今日、炒め物はちょっと・・・」というような日にはもってこいで、結構利用しています。会社の近くに弊職お気に入りの屋台があり、大根、いか入りはんぺん、ロールキャベツ風肉団子、魚団子などが一通り入ったランチがNT$50(=175円)と格安です。但し、だしが非常に薄味なので、甘いタレや唐辛子を付けて食べるのが特徴的です。慣れればこれも結構いけますよ!

第三位:鍋貼(焼餃子)&水餃子 これもおなじみのメニューです。日本ではビールのあてや餃子定食のようにおかずとして食べるのが一般的ですが、こちらで餃子はれっきとした主食ですから、白飯と一緒に食べることはまずありません。その代わりサイドオーダーとしてゆでた野菜に醤油味のたれをかけたものや酸辣湯(酸っぱくて辛いスープ)などを注文します。ちなみに会社付近にある店では鍋貼がNT$70/10個、水餃子はNT$40/10個数名で行ってシェアして食べれば、一人あたりNT$100(=350円)でおつりがきます。

第二位:とんかつの知多家(ちたか) 台湾在住の日本人なら一回は行ったことがあるはずのおなじみのとんかつ専門店で、今回のベスト5中ではリッチ度が最も高いメニューです。従いまして、自腹をきって食べるのは月に一度位ですが、やはり日本人ですから、日本料理ははずせません。普通のとんかつ定食がNT$250(=875円)+サービス料10%と昼食にすれば、決して安くありません。それでも昼時は早目に行かないとかなり待たされることになります。内容ですがメインのとんかつ以外の千切りキャベツ、ごはん、味噌汁が食べ放題、それに小姐に言えばカレーも小鉢に入れてもらえます。更にデザートと飲み物が付きます。弊職の場合、ごはんおかわり1〜2、キャベツおかわり1で相当満腹状態になります。

第一位:合菜 味、ボリュームそして値段どれをとっても最も満足度が高いということで堂々のナンバーワンに輝きました。人数が4名以上いれば利用することが多いランチメニューです。これも会社の近くにある稲香村という北京料理店で合菜というおかず4〜5品+スープにご飯という3から5人用のセットメニューでNT$600からあります。いずれのおかずも日本で食べれば一品あたり¥1000以上はする味とボリュームです。また、一品の値段が同じであれば、気に入ったものに変更もしてくれます。弊職が特にお薦めなのは、豆乾(豆腐のかまぼこみたいなもの)と韮?の炒め物で醤油の味付が最高で、ご飯が進みます。その他にもイカとセロリの炒め物などいずれも私好みの食べやすい味付けです。これにデザート(あん入りのパイ)とくだものが付きます。食べ切れなかったおかずなどは持ち帰りができますから、非常に合理的です。値段のほうも大変リーズナブルで、例えば4名でNT$600の合菜を食べたとしても一人あたりたったのNT$150(=525円)で済みます。

もちろん弊職が紹介した以外にも、台湾にはいろいろな食べ物がありますので、また機会があればぜひご披露したと思います。(1NT$ = 3.5円で計算)


34. 台湾の通勤風景(2)台北住宅地区から商業地区

『台湾で働いていてつくづく幸せだなと思うのは通勤です。というのも、私が東京で働いていたころは実家から通勤していたので、乗っていた電車は別名「殺人列車」と呼ばれる悪名名高い路線でした。列車の乗車率は250%くらい!片道1時間半かけて通勤をしていました。そのころは、毎朝6時起床、7時出勤、そして8時退社の10時帰宅という生活だったので、月から金は会社にいるか電車に乗っているかどっちか、という毎日でした。

しかし、そんな私の通勤生活は台北にきて、がらっとかわってしまいました。8:20に家を出れば8:50の始業10分前に到着する幸せ。さらに、これには特別オプションがあって、8:45に家を出てタクシーでぶっ飛ばして始業までに到着という荒業も可能です。台湾のタクシーは日本と違って非常に敷居の低い乗り物で、初乗りが70元(245円)なのでタクシー通勤の誘惑は甘く、毎朝「タクシーのってしまいなはれ・・・・タクシー乗ってしまいなはれ・・・」という悪魔の囁きに抵抗するのが大変なのです(笑)。

ただし、バスの乗って通勤したとしても私の乗る路線は比較的本数も多く、車内もそれほど込んでいませんので、それもそれでなかなか快適なものです。但し、バスの運転が荒いので、通勤はスニーカーにしていて会社でハイヒールに履き替えています。また、台湾のバスに乗る際には、「私はこのバスに乗りたいです!」と大きく手を振って自分の乗るバスに強くアピールしなければなりませんし、バス停からうー−んと離れたところに、おもいっきり停車するバスの運ちゃんに置いていかれないように、駆け込んで乗ることも多いですので、ハイヒールよりはスニーカーのほうが適しているともいえます。

また、通勤時にスニーカーをはいている理由はもう一つあって、それは、帰宅の時は歩いて家まで帰るときもあるからです。というのは、会社から家までは歩いても30分しかかからないため、気分が乗れば歩いて帰るのも結構楽しいからです。こんなことは日本ではなかなかありえないですね。

私もいつかは東京に戻る日があるのですが、いまからあの通勤ラッシュに再度適応出来るかかなり不安です。もしも、東京で台北の通勤生活と同じ快適さを求めるならば山手線の中に住むしかないな、と今から覚悟を決めている次第です。』


33. 台湾の通勤風景(1)台北中心部から天母地区

『世界に名立たる東京都心への通勤地獄ですが、台北でもやはり朝夕にはそれなりの混雑があります。そこで今回はここ台北に暮らす日本人の通勤風景をご紹介しましょう。

まず、台北市内にオフィスを構えている企業に通勤する日本人のうち単身者や通学の必要がないお子様のいるご夫婦の場合、便利な市内に住むことで通勤地獄とは程遠い快適な通勤となります。かくいう私も来台当初数ヶ月は市内に住んで通勤しておりましたが、朝9時始業にもかかわらず、8時半までNHK連続テレビ小説を見てから出かけても、だいたい始業10分位前には出社できていました。ちなみに台北市内には多くの市バス専用車線があるので、その区間だけ乗れば比較的早く移動できます。

一方、幼稚園や小中学生のお子様がいらっしゃる日本人の場合、日本人学校のある天母(TIEN MU)地区に住むことが多いでしょう。天母は台北市ではあるものの、北の端に位置しており、市内へのメイン道路としては中山北路と呼ばれる道が一本しかない上に、バス専用車線もなく、途中夜市で有名な士林や新しい住宅地が開けてきている内湖などからの車や高速道路へ向かおうとする車で相当な渋滞となります。従って、この天母地区から市内に向けての市バス(220系統や285系統)や自家用車での通勤は、朝7時半頃までに出発しないと遅刻は覚悟しなければなりません。

また、捷運(ジエユインもしくはMRT)と呼ばれる電車の登場で通勤はかなり緩和されたと言われています。実際、私もお世話になっていますが、天母地区に近い芝山、明徳、石牌などの最寄駅まで歩き、そのMRTを利用することで、台北駅までなら30分程度で行くことができます。車輌は多少混雑するものの、東京に比べれば非常に樂な通勤で、車内では日本の文庫本を読む方にも結構出くわすことがあります。更にこのMRTに専用のカードで乗車すると市バスの一区間分(NT$15)が無料になります。(但し二時間以内) やはり、市バスは一旦渋滞につかまってしまうと時間が読めなくなってしまうので、MRTはありがたい存在になっています。』


32. コンビニのビニール袋が廃止に?!

台湾では今年1月1日から買い物用ビニール袋とプラスティック袋(発泡スチロール含む)および使い捨て食器の使用制限を実施しております。対象となっているのは、百貨店、量販店、スーパー、コンビニエンスストア、チェーン店方式のファーストフード店、店舗を持つ飲食店です。現在(2月中旬)の段階での使用制限達成率は80%以上となっています。台湾へ観光などで足を運ばれて、コンビニなどで買い物をしたい方は注意してください!といっても、有料でバックは販売してくれます。決して店員さんが意地悪をしているわけではありません。違反した店舗は今後、罰金を徴収する予定です。台湾も真剣に環境問題への取り組みを始めております。


31. 2003年度のボーナス状況

今年の台湾のボーナスについては、様々な情報が飛び交っているが、 台湾系某求人サイトの調べによると、企業の約68%が不況の影響を受け、 50%が営業目標額を達成できなかった、と返答している。しかしながら、 今年は約78%が、年末ボーナスを支給する、と返答しており、約4割が 1から2ヶ月のボーナスを支給する、ということである。平均支給額は 約1.4ヶ月であり、これは前年比0.1ヶ月のアップとなっている。業界別 ランキングでは、1位 金融系、2位 ハイテク産業、3位 貿易業、4位 紡績業、 5位 鋼鉄/金属業 となっている。


30. 台湾における日本人現地採用の実態<3>

先ごろ、弊社では近年ご紹介が成立した日本人の方および求人内容のデータを基に、台湾における日本人現地採用の分析を試みました。今回は採用企業国籍別対比です。
<4> 採用企業国籍別対比
1位:日系企業(45%)、2位:台湾系企業(30%)、3位:日台合弁企業(20%)、4位:外資系企業(5%)

弊社=日系企業へのご紹介のイメージが強いと思われますが、台湾における日本人採用につきましては、年々台湾系企業へのご紹介も多くなってきております。これは、台湾系企業が力をつけてきたことにより、日本人の優秀なマネージャーレベルの人材の採用に力を入れてきた、という現象によります。また、日本人登録者の方々の中国語レベルがかなり向上し、台湾系企業の中でも活躍しうる人材が増えてきた、ということもあります。また、日台の大手企業同士の合弁企業でも、語学堪能な日本人の方を現地で採用する傾向が強くなってきております。


29. 台湾における日本人現地採用の実態<2>

前回は男女比(55%vs45%)、年齢比(30代、20代で9割弱)をご紹介いたしましが、今回はポジション別比です。
<3> ポジション別比
1位:マネージャー職(30%)、2位:営業職(25%)、3位:アシスタント職(20%)、4位:貿易関連職(10%)、5位:技術職(5%) その他10%

日本人的なビジネスのやり方を心得ている日本人人材がどうしても必要な「マネージャー職」、「営業職」での求人が一番多いといった結果になりました。またアシスタント職は毎年、割合が減ってはおりますが、中国語のできる日本人の方の急増にも伴い、3位といった結果となりました。技術職は思ったよりも割合が低いのですが、これからより需要が伸びポジションであるのはいうまでもありません。


28. 台湾における日本人現地採用の実態<1>

先ごろ、弊社では近年ご紹介が成立した日本人の方および求人内容のデータを基に、台湾における日本人現地採用の分析を試みました。
<1> 男女比 男性:55% 女性:45%
<2> 年齢比 1位:30代(54%)、2位:20代(34%)、3位:40代、50代、60代(各4%)

上記の結果から、「女性より男性へのご紹介が若干多いが、あくまで若干であり、アシスタント系のお仕事が縮小された昨今、女性が4割強締めるのは、重要なポジション(例、営業など直接営利に関わるポジション)へ女性を活用する傾向が台湾にあることが伺える」、「年齢比では、やはり30代が圧倒的に多いが、マネージャーレベルの40代以上の求人も、合計すると12%(一割強)あることがわかる」などの分析が行うことができます。


27. 台湾における日本人電子系技術者の需要急増について

弊社にお話しを頂く日本人求人の最近の傾向と致しまして、「台湾系」大手企業から特化した技術をお持ちの日本人を探して欲しい、といったご依頼の急増ということが真っ先に挙げられます。最近、日本の大手新聞でも記事として取り上げられましたが、日本の大手企業が大幅な人員削減を進める中、アジア企業が優秀な日本人技術者の受け入れに力を入れ始めております。これは弊社へのお問い合わせ/ご依頼件数の増加から考えても、確かな現象です。特に台湾では、台南・新竹などのサイエンスパークにて、日本人をはじめとする優秀な外国人技術者の大量誘致を予定し、様々な計画が立てられていることを耳にします。また、台湾で顕著な傾向としては、ハイテク関係の技術者の需要が圧倒的に多いという点です。特に台湾が強い液晶表示装置関連や半導体関連のエンジニアに注目が集まっております。こういった場合、年収(待遇)ももちろん考慮されると思いますが、新たなる挑戦とやりがいを求め、新天地(台湾)でチャレンジを、という方も多いようです。何はともあれ、「手に職」が強いのは言うまでもありません。


26. 台湾における日本人コミュニティー(2)

現在台湾で生活しております日本人は約1万5000人といわれておりますが、実際にはそれ以上の方々が短期留学やビジネスなど様々な理由により、この国に滞在されていることと思われます。そんな中、台湾人の方とのご結婚により台湾で暮らすようになられた方も数多くいらっしゃいます。また、最近弊社へご登録される方の中で「ご結婚またはご結婚予定で台湾へ」といった方が増加しております。親日家が多く、日本に似通った生活形態をもつ台湾の生活は一見それほど大変ではないように見えますが、やはりここは異国。ちょっとした習慣のずれから思いもよらない問題に直面することもあるようです。

そんなこともあり、ご結婚により台湾で生活することとなった方々を中心とした会がいくつかあります。「居留問題を考える会」(=台湾で生活する外国人、特に外国籍配偶者及びその子女の居留環境の改善を目的として活動)、「なでしこ会」(=配偶者が台湾人の台北在住日本人女性中心の会)などなど。もしご結婚により台湾で生活している、またはこれから生活する予定のある方は、台湾でどのような日本人コミュニティーがあるか、チェックしてみるのも転ばぬ先の杖かもしれません。


25. 台湾における日本人コミュニティー(1)

台湾には数多くの日本人の方々が生活しております。台湾の大きさは日本の九州程度となりますが、日本人学校(小・中学部のみ)が3校もあります。所在地は、台北・台中・高雄です。

先日(9月21日)も、台北日本人学校(台北市士林区/生徒数889名(平成14年5月現在))におきまして、夏祭りが開催されました。「日本文化」を台湾の方々にも知ってもらおう、という趣旨もあり、盆踊りやおみこし、模擬店など「日本の夏祭り」を台北で再現し、台湾の方々との交流を一段と強める一日となりました。当日は、小雨まじりの天候にもかかわらず、大勢の入場者でごったがえしていました。特に今回は歴代市長をはじめ、馬英九台北市長が駆けつけ、やぐらの上での日本語を交えての挨拶や踊りにも参加するなど、大いに盛り上がりました。


24. 台湾を訪れる外国人観光客の動向

最近、「台湾に観光で訪れたところ、台湾が大好きになり、是非、台湾で就職したいと思いまして…」とのお問い合わせをよく頂戴いたします。これは今に始まったことではないとは思うのですが、台湾を訪れる日本人観光客の数が年々増加していることもあり、今後もそういった理由も含め、台湾での就職を考える日本人の方は増えてくると予測されます。このような台湾観光ブームに伴い、台湾政府も「外国人観光客倍増計画」を打ち出し、今後、台湾を訪れる外国人観光客に対しては、台湾で買い物をした場合、営業税(=日本の消費税のようなもの)5%を免除することが検討されております。現在は、免税店のみで営業税の免除が設けられておりますが、今後は台湾のデパートなどでも観光客に限り(台湾滞在外国人は不可)、免税処置が検討されております。

台湾の行政院主計処によると、本年上期に台湾を訪れた外国人のトップはダントツ日本人(延べ約46万9000人)となっており、次にアメリカ人(延べ17万9000人)、香港人(延べ15万9000人)と続いております。また全体のうち、46万3000人が「観光目的」ということで、「ビジネス目的」の41万6000人を凌いでおります。また、台湾の外国人観光客増加計画に伴い、さらに増加すると思われる日本人向けの新たな観光/サービス系のお仕事の台頭も考えられます。台湾での就職をお考えの皆様は、台湾のこういった動向に目を向けみることにより、どのような産業がこれから伸びていくのか、御自身のキャリアと照らし合わせてお考えになってみても、参考になると思われます。


23. 台湾の人材派遣

弊社へ日本人の方からよく「台湾で「派遣社員」として、一時的/短期的にお仕事をしたいのですが…」というお問い合わせを頂きます。現状、日本人の方が台湾で働くにあたり、何らかの「労働許可」が必要となりますので、「派遣」は極一部の特殊なケース(配偶者が台湾人の方限定など)を除き、日本人の方を対象に行っておりません。一般的に、転職社会である台湾での求人は「正社員」としての労働契約が大多数を占めております。従って、短期間派遣の仕事を希望する人は極めて少ないため、「派遣」への認識もまだまだ低いものとなっております。また現在、人材派遣業には関係法令による保護がなく、派遣業者も労基法で規制されている状態です。この点が日本と大きく異なる点です。

では、台湾ではどのような「派遣」が一般的なのでしょうか。派遣業者を利用するのは外資系企業(欧米系)が主で、台湾企業は社員構成について特に制約がないので派遣社員の必要性は比較的少ないと言えます。しかし、外資系企業は本国の親会社から社員数の制約を受けるので、仕事量が増えて人手不足になった際に「派遣社員」を使う場合が多くなっております。また、日本と同様、台湾も失業率があがるにつれ、新しい雇用スタイルとしての「派遣」が徐々に浸透してきていることも事実ではありますが、日本と同じような感覚となるのは、まだ少し時間がかかりそうです。最期に、日本人が海外で働くには、あくまで「就労許可」が必要であり、外国において「就労許可」はそれほどたやすく取れませんこと、予めご理解の上、海外就職にお望み下さい!


22. 台湾の給与水準とは?

一般的には、以下のようにお考え下さい。
スタッフレベル:現地(台湾人)スタッフとほぼ同じ。 
マネージャーレベル:現地スタッフの給与に+α(平均20%アップ)
責任者・顧問レベル:日本の給与水準とほぼ同等

つまり、一般的なお仕事では台湾人の方とほぼ同じ給与とお考え下さい。この場合、貯金などは難しいと思いますので、あくまで台湾で経験を積みたい向けです。また、マネージャーレベルにおきましても、駐在員の待遇とは異なりますこと、予めご了承ください。最近は景気の動向により駐在員を派遣できないため、現地で中国語含め即戦力となる方の採用に積極的な企業様も増えて参りましたが、その場合もあくまで「現地採用」になりますので、通常は台湾の給与(保証)ベースとお考え下さい。しかしながら、責任者・顧問レベルとなりますと、「どうしても日本人しか持っていない技術/能力を」ということで、日本の給与水準(駐在員待遇)に近い数字が出る場合もございます。これは、台湾ではローカルスタッフで語学(日本語)が堪能で学歴も高い方が多い人材市場がもう出来上がっているため、ジュニアレベル/マネージャーレベルでは、日本人だからといってあまり差がつけられない、ということが背景にあります。一方、「日本人にしかない」という技術/経験/能力を持っている場合、語学力に関係なく(もちろん、中国語(英語)ができれば尚良い)、高い給与ベースでの採用が可能、となります。もちろん、上記はあくまで一般論ですが、台湾就職をお考えの際、参考にしていただければ幸いです。


21. 台湾の物価指数 (住宅費)

今回は駐在員(企業が家賃負担)の方ではなく、あくまでご自身で家賃を負担する「現地採用者」の場合をお伝えいたします。現地採用者の場合、台湾都市部(特に台北市内)の家賃は日本の都市部の感覚と同様に、月給(手取)の30%程度を目安にお考え下さい。つまり、NT$40,000(=約¥144,000/手取)といった場合、NT$12,000(=約¥43,000)が家賃の予算となります。台湾はワンルームマンションが極端に少ないため、一人暮らしの場合、よい物件を見つけるのも大変です。そこでNT$40,000前後のジュニアレベル現地採用者の場合、中国語のブラッシュアップも兼ね、台湾人の方と3DKなどをシェアする方法を取る方も多くなっております。その場合、バストイレは共同となることが多くなりますが、台北市内でNT$9,000(=約¥33,000)前後で見つかります。会社からバス/MRTで30分圏内にすめることも多く、日本の通勤地獄からは開放されます。または、台北市内ではなく、より家賃が低く新築物件の多い台北県の物件を探す方も増えております。が、この場合、治安の良し悪しを事前によくご確認ください。また、台湾の物件は家具付が多く、引越には便利な物件が多くなっております。台湾の夏は大変暑いため、クーラーの有無も確認ください。また、家賃に光熱費が含まれているような物件もあります。が、管理費別(一坪NT$50〜100)の物件もあります。

ちなみに駐在員の方やマネージャーレベルのお仕事を探された方でお子様がいる場合、日本人学校もある台北・天母地区に住まいを探す方がほとんどですが、その場合の家賃は東京並とお考え下さい。その他のエリア(台湾中部、南部など)は台北の7割程度の水準です。前回と同様に、どのような生活を送るか、台湾での現地就職をどのようにとらえるかは、各個人異なりますので、一概には言えませんが、事前にインターネット等で情報収集されてから台湾就職に望まれますことを強くお勧めいたします。
注:上記データはあくまでも目安としてご確認ください(1NT$=約3.6円で計算)。


20. 台湾の物価指数 (住宅費)

今回は駐在員(企業が家賃負担)の方ではなく、あくまでご自身で家賃を負担する「現地採用者」の場合をお伝えいたします。現地採用者の場合、台湾都市部(特に台北市内)の家賃は日本の都市部の感覚と同様に、月給(手取)の30%程度を目安にお考え下さい。つまり、NT$40,000(=約¥144,000/手取)といった場合、NT$12,000(=約¥43,000)が家賃の予算となります。台湾はワンルームマンションが極端に少ないため、一人暮らしの場合、よい物件を見つけるのも大変です。そこでNT$40,000前後のジュニアレベル現地採用者の場合、中国語のブラッシュアップも兼ね、台湾人の方と3DKなどをシェアする方法を取る方も多くなっております。その場合、バストイレは共同となることが多くなりますが、台北市内でNT$9,000(=約¥33,000)前後で見つかります。会社からバス/MRTで30分圏内にすめることも多く、日本の通勤地獄からは開放されます。または、台北市内ではなく、より家賃が低く新築物件の多い台北県の物件を探す方も増えております。が、この場合、治安の良し悪しを事前によくご確認ください。また、台湾の物件は家具付が多く、引越には便利な物件が多くなっております。台湾の夏は大変暑いため、クーラーの有無も確認ください。また、家賃に光熱費が含まれているような物件もあります。が、管理費別(一坪NT$50〜100)の物件もあります。

ちなみに駐在員の方やマネージャーレベルのお仕事を探された方でお子様がいる場合、日本人学校もある台北・天母地区に住まいを探す方がほとんどですが、その場合の家賃は東京並とお考え下さい。その他のエリア(台湾中部、南部など)は台北の7割程度の水準です。前回と同様に、どのような生活を送るか、台湾での現地就職をどのようにとらえるかは、各個人異なりますので、一概には言えませんが、事前にインターネット等で情報収集されてから台湾就職に望まれますことを強くお勧めいたします。
注:上記データはあくまでも目安としてご確認ください(1NT$=約3.6円で計算)。


19. 台湾の物価指数(アルバイトの時給)

* ファーストフード(台北市内、平日、夕方) NT$70から100(=約¥250から360)→日本(東京)の1/3
* コンビニエンスストア(台北、平日、昼間) NT$70から90(=約¥250から320)→日本(東京)の1/3
* 日本語/中国語(英語)を使った事務(台北、平日) NT$150から250(=約¥540から900)→日本(東京)の1/2
* 日本語教師(日本人、私立語学学校) NT$350から500(=約¥1,260から1,800)→日本(東京)と同レベル
注:あくまでも目安としてご確認ください(1NT$=約3.6円で計算)。


18. 台湾特有の文化と制度(仕事上の役職名)

面接に望まれる際、相手の肩書きを見て、どのようなポジションの方なのか、またどのようなポジションで求人募集をされているのか、また会社に入社してからの組織理解のためにも、以下、ご参考くださいませ。
日本語役職名 中国語役職名 英語役職名 の順に表示
最高経営責任者  總裁   CEO(Chief Executive Officer)
社長/会長    董事長  President
社長/代表取締役 總經理  General Manager/Country Manager
副社長      副總經理 Vice President
取締役/部長   處長/協理 Director
課長       経理   Manager
係長       副理   Assistant Manager
主任       主任/課長 Supervisor


17. 台湾特有の文化と制度(出勤時の服装)

台湾で面接に望まれる方、また就職が決まられた方より、台湾でのビジネスの場における一般的な服装について質問されることが度々ありますので、今回は『ビジネスにおける服装』についてご紹介いたします。台湾人男性サラリーマンの多くはスーツを着ておりますが、業種や仕事内容によっても服装は異なります。たとえば生産や営繕部門の職員は作業服が主であります。また、台湾の特徴として、渋滞を少しでも早くすり抜けようようとしてバイク通勤する社員の多くは、カジュアルな服装で出社した後、スーツ等オフィス用の服装に着替えることもめずらしくはありません(女性も同様)。女性もまたスーツが主でありますが、台湾の企業では職員の服装をそんなに重要視していないので、非管理職ならカジュアルな格好で出勤するのが普通です。基本的に対外的な仕事でない職員の服装について、なんの規定も設けてはいない企業も多くなっております。が、日本人の方が面接に望まれるときは、日本と同様、スーツなどバリッとした服装で望まれることをお勧めいたします。その後は、会社の業務内容/社風にあわせて、台湾の変化の激しい気候に負けないような服装でお勤めに望まれますことをお勧めいたします。


16. 台湾特有の文化と制度(台湾の兵役制度)

「台湾の徴兵制度」では、男性は20歳から一般的に2年間兵役に服する義務があります。在学中の学生は、学業を続けて卒業後に兵役に服する事が可能であるため、大部分の男性は大学、または専門学校卒業後に兵役に服します。また、就職活動時、企業は兵役終了者を免役者より評価する傾向があります。なぜなら、まず兵役終了者は身体的に問題が無いということと、規則正しい生活や厳しい訓練等によって精神的にも鍛えられている、と判断されるからです。一方、兵役による弊害として、例えばせっかく学校で勉強したことを兵役期間にすっかり忘れてしまったり、最新の知識や技術を習得しても、変化のスピードが非常に速い昨今では、兵役を終えて社会に戻った際にそれらが時代遅れのものになっていたりすることもあります。そのため、一部学生の中では在学中に兵役を終え、また復学することを望む者も増えております。


15. 台湾特有の文化と制度(台湾の教育制度)

台湾の学校はすべて同じ学期制を採ります。また、1年を上下の2期に分け、学年は9月に始まり、卒業は6月、7月と8月は夏休みや各種入学試験の時期となっております。上期は9月から1月下旬か2月上旬まで、下期は2月から6月まで、夏休みは一般的に2ヵ月間あります。義務教育は小学校6年間と中学校3年間。その後学生は「高中」=高級中学(普通高校に相当)、「高職」=高級職業学校(商業高校や工業高校等の実業高校)、「専科」(専門学校)への進学を選択できます。高等教育機関への進学を希望する学生は「聯考」(統一試験)を受けなければならなりません。その成績によって一括して振り分けられます。一般に公立の大学・専門学校は教師の質がよく、学費が安く、設備が整っているため、入学試験の成績が良い者は当然私立より公立の学校に入学することを希望する傾向にあります。しかしこういった公立の大学・専門学校に入学するためには日本以上の激しい受験戦争に勝ち残らなければならない現実があります。よって、台湾で高等教育を受けた学生は、大変優秀であり、また、その受験戦争に負けたとしても、海外へ飛び立し、海外有名大学(日本を含め)の学位を取得する学生も数多く見られるため、人材の質も大変高くなっております。


14. 台湾人配偶者VISA保持者に朗報!「工作証」申請方法が変わりました

今回は、Web上にも掲載しておりますが、台湾人配偶者VISA保持者の方の「工作証」(=いわゆる労働許可)の申請方法が変わったことについて、報告いたします。以前メールマガジンでも掲載いたしましたが、今までは仕事を見つけて、且つその会社の協力の上、「工作証」を発行してもらっておりましたが、これからは「個人」に「工作証」が発行されるため、台湾人配偶者VISAをお持ちであれば、先に「工作証」を申請し就職活動することも可能で、もちろん転職されても今までのように再度申請する、といった手続きが全く不要となりました。取得にあたっては、申請書(www.evta.gov.twでダウンロード可能)、台湾での戸籍抄本(原本)・顔写真(申請書に添付)・その他各コピー(パスポート/居留証(依親))・NT$100(郵送の場合は振込み)が必要となりますので、ご用意ください。通常5〜7日ぐらいで発行されるということです。が、現在、込み合っているので、いくらか余裕を見て申請してください、とのことです。
申請先 労工委員会:台北市延平北路2段83号(TEL:02-8590-2567)


13. 台湾の労働基準法(有給休暇)

第三十一条  同一使用者又は事業単位の下で一定期間継続勤務した労働者に対しては、毎年次の規定にしたがって、特別休暇を与えなければならない。
1)一年以上三年未満の者には七日。
2)三年以上五年未満の者には十日。
3)五年以上十年未満の者には十四日。
4)十年以上の者には、一年につき一日を加算し、総日数三十日までとする。
つまり、労働基準法に従った場合、台湾では勤務初年度の有給日数はゼロでも合法的となります。多くの日系企業では、優秀な人材獲得のため、有給休暇を労働基準法より多めに設定してきましたが、この不況の中、こういった福利にも変化が見えております。とにかく、台湾で現地就職される場合、有給休暇=労働基準法に準ずる、と提示された場合、上記内容となりますので、お忘れなく!


12. 台湾の労働基準法(解雇予告)

第十六条 使用者が、第十一条又は第十三条(=例、企業側が廃業/事業の性質の変更によって人員週を減少する必要があり、適当な配置換えの業務がない場合/確実に能力上不適格など)の規定によって、労働契約を解除する場合においては、その予告期間は、次の各号の規定による。
1.三ヶ月以上一年未満継続勤務した者に対しては十日前に予告をする。
2.一年以上三年未満継続勤務した者に対しては二十日前に予告をする。
3.三年以上継続勤務した者に対しては三十日前に予告をする。
二 労働者は、前項の予告を受けた後、求職のため就業時間内に休暇を請求して外出することができる。その休暇請求時数は、毎週の就業時間二日を超えてはならない。休暇期間中の賃金は平常どおり支払わなければならない。
三 使用者は、第一項に定める期間による予告をしないで契約を解除した場合においては、予告期間の賃金を支払わなければならない。
ということで、不況に負けず、万が一何かあった場合でも、権利を主張して頑張りましょう!


11. 台湾の労働基準法(労働時間)

<台湾・労働基準法より>
第三十条 一、使用者は労働者に、一日について通常の労働時間八時間、二週間について労働総時間数八十四時間を超えて、労働させてはならない。
二、前項の通常の労働時間は、使用者が労働組合又は労働者の過半数同意を得た場合においては、二週間内の特定の一日の通常労働時間数を、その他の労働日に割り当てることができる。他の労働日に割り当てる時間数は、一日について二時間を越えてはならない。且つ、二週間の労働総時間数は八十四時間、一週間の労働総時間数は四十四時間をもって限度とする。


10. 台湾産業別求人需要TOP10

台湾というと「電子産業大国」というイメージがやはり色濃いと思われるが、では、実際、産業別に求人需要の高い業種はどうなっているのだろうか?以下、台湾で行われた調査に基づき、産業別求人需要の高い業種TOP10を表示する。これから台湾で就職をお考えの方はご参考まで。尚、電子/通信系以外の産業では、貿易、流通、金融証券業及び貿易業が他業種より強い、といった結果となっている。
1.電子部品業 9.8%(←全仕事を100とした場合のその業種の求人の占める割合)
2.貿易業 8.8%
3.インターネット業 8.7%
4.コンピューター周辺機器業 8.4%
5.光通信機器関連業 6.4%
6.半導体関連業 5.4%
7.ソフトウエア業 4.1%
8.流通業 3.1%
9.金融証券業 3.1%
10.紡績業 2.9%


9. 台湾の給与水準

前回、2002年度のボーナス予想をお伝えしたが、では、現在の台湾の給与水準はどうなっているのだろうか。今回は、台湾(=台湾人)の職種別給与レンジをお伝えする。
職種               給与レンジ
社長            NT$150,000から500,000
副社長           NT$90,000から300,000
工場長           NT$80,000から200,000
マーケティングマネージャー NT$100,000から150,000
会計マネージャー      NT$100,000から140,000
会計担当          NT$28,000から55,000
セールス担当        NT$28,000から65,000
秘書            NT$28,000から60,000
事務            NT$20,000から30,000
* PaHuma台湾調査(あくまでも平均給与レンジです)
上記は特に語学が出来る方に限った数字ではないため、語学が出来る人材は+αが加わるとしても、平均的に日本の給与水準の60から70%程度にとどまっている。現在の日本語の出来る大卒人材の平均初任給がNT$30,000といわれていることからすると、この高学歴社会・台湾の人材市場で日本人として日本並みの待遇の仕事を求めるのであれば、よほどその人にしかない技術が求められることとなるといえよう。


8. 2002年度の台湾現地ボーナス予想

2001年度の台湾の景気は、今まで経験したことの無いような下降線をたどるものでした。通常台湾では、日系・台湾系を問わず、ボーナスは旧正月(通年1月〜2月)前後に、月給の2ヵ月を支払うのが一般的であり、ハイテク産業はそれに+αとされておりました。しかしながら、年のボーナス状況は昨年より大幅に減少することが見込まれ、産業別に見ると以下のとおりとなっております。
電子サービス業   月給の2から4ヵ月分
パソコン産業    月給の2ヵ月分
インターネット産業 月給の1から2ヵ月分
ソフト産業     月給の1.5から2ヵ月分
化学繊維・紡績産業 ゼロから月給の1ヶ月分
金融業(銀行・保険)月給の1から5ヵ月分
金融業(保険)   月給の1から2ヵ月分
上記の数字は、2001年度のボーナスと比較した場合、大幅な減少となり、某大手新聞社のアンケートに「本年度は年末ボーナスを支給しない」と回答した台湾系大企業が10%にものぼる、とさえいわれております。今年(2002年度)の景気回復に期待、といった状況です。


7. 特に需要が高い専門的人材

台湾では、平均賃金の上昇にともない、労働集約的な産業は台湾国外に移転し、ハイテクや資本集約的な産業が主流となってきております。また、産業構造の変革に伴う形で失業が発生し、特定のキャリアを有する人材に求人が殺到する一方で、就職難に悩む者もいる、というのが現状です。現在、台湾で需要が高く、確保が難しい職種は以下の通りとなっております(注:こちらは、台湾人の方への求人状況です。採用が困難な順番に1から順次記載しております)。
<電子業界>
1、 技術者(R&D、専門技術)
2、 セールスエンジニア
3、 ソフトウエアエンジニア
4、 財務責任者
5、 品質管理技術者・責任者
6、 購買
<電子業界以外>
1、 マーケティング担当者
2、 営業
3、 IT技術者
4、 財務責任者
5、 人事責任者
6、 パートタイム職員
* 弊社アンケートに基づく
つまり、前回も申し上げましたとおり、台湾には日本語堪能な台湾人の方々が老若男女問わず数多くいらっしゃるため、一般的な業務より、台湾の方ではどうしても足りない分野の人材、結果、特に技術系の人材への日本人求人が大変多くなっていることが、上記の調査結果からもおわかりいただけると思います。


6. 台湾現地就職で日本人に求められる能力-ビジネスマナー

台湾には、日本語堪能な台湾人の方々が老若男女問わずいらっしゃいます。そのため、台湾に観光にいらして、日本語堪能な台湾人の方々に助けられ、そのやさしさに触れ、台湾現地就職を考えるようになった日本人の方々も数多く弊社に登録にみえております。しかしながら、「現地就職」を考えたとき、日本語教師(弊社ではご紹介しておりません)などの特殊なお仕事を除き、日本語堪能で日本の心がわかる台湾人の方々が数多くいらっしゃるため、台湾日本人現地採用の数は、他のアジア各拠点に比べ、かなり数が限られたものとなっているのが現状です。つまり、日本語堪能な台湾人の方ではなく、あえて中国語のできる「日本人」の方をWorking VISAサポートを含め、雇用しようと企業側が考えるのは、本当に「日本人」の方が必要な場合に限定されます。日本の高い技術力を持ったエンジニア人材、日本的管理能力の高いマネージャー人材、対日系企業・日本人への営業職などなど。ジュニアレベルのポジション(営業アシスタント、秘書など)に関しては、あえて日本人を雇用しなくともローカルで語学(日本語)堪能なスタッフが見つかりやすいため、かなり限定されております。そのような中、日本人の採用にあたっては、中国語能力はもちろんのこと、「日本人」としてのビジネスマナーがかなり重要視されております。これは、本当に常識な範囲で、挨拶がきちんとできるか、きめの細かい対応ができるか、などごく簡単なことですが、「語学(中国語)が出来ればなんとかなる」と言った気持ちで面接に向かい、多くの方々がせっかくのチャンスを逃しております。よって、日本での職歴がきちんとある方(=ビジネス・マナーを心得ている方)の採用率が高いのはいうまでもありません。是非、どのようなお仕事経験であっても、学ぶことはあると思いますので、日本(自国)でしっかりお仕事をした上で、弊社に登録に来て下さい!


5. 台湾現地就職で日本人に求められる能力-PCスキル

弊社に登録に来てくださる特に日本人女性の中で、「台湾で就職し、語学力を伸ばしたい」「ご主人が台湾人のため、台湾で働きたい」が、「内勤(デスクワーク)限定で」というご希望をお持ちの方が多くなっております。しかしながら、台湾には日本語のできる台湾人スタッフが大変多く存在し、且つ失業率が5%を越えた現在、内勤のお仕事(=サポート的なお仕事)は極端に減ってきております。また、デスクワークで求められるスキルは、中国語(北京語)会話能力はもちろんのこと、中文PCスキルを求められることも多くなっております。その他に、中国で北京語を勉強してきた方に対しては、中国大陸の簡体字に対し台湾の繁体字、中国のローマピンイン打ちに対し台湾のボポモフォ打ち、と、若干異なる環境があり、それに適応することが望まれます。このような状況の中でも、是非、台湾でオフィスワークをしたい、とご希望される方は、話し言葉の中国語(北京語)だけではなく、書く方の力および中文PCスキルを身に付けてご登録に来ていただければ幸いです。また、日本語環境のPCに関しても、デスクワークの場合、当たり前のように求められますので、日本語教師やサービス業の経験のみをお持ちの方でデスクワークを希望される方は、ご自身でまず、「企業側の目にとまるような、きれいな日本語履歴書を作成する」というような目標を持って、日本語環境のPCスキルの向上に励んでいただきたい、と思います。


4. 台湾現地就職で日本人に求められる能力-就業経験

現在、台湾政府の規定により、(日本語教師などを除き)一般的なお仕事で就労許可を取得する際、学歴に基づき、最低必要な仕事経験年数が定められ、就労許可を下ろすかどうかの審査が行われます。よって、こちらの仕事経験年数をクリアされていない限り、弊社からお仕事をご紹介することはできません。しかしながら、台湾人の方と結婚し、配偶者VISAをもっていらっしゃる方は、審査の基準/申請場所が異なります(こちらは、次回ご説明いたします)。今回は、一般的にWorking Visa取得のために必要とされる職務経験についてご紹介いたします。
■最低求められる職歴(経済部へ労働許可を申請する場合)
最終学歴  = 最低求められる職歴
高卒    = 8年以上
専門/短大卒= 3年以上
大卒    = 2年以上
院卒(修士)= 1年以上
院卒(博士)= 職歴問わず
* 且つ、申請の仕事と関わりのある職歴が望ましい。
* 上記の職歴を証明するために、正式な「在職証明書」を申請の際、提出すること。

台湾人の方と結婚された日本人(外国人)の方が、台湾において合法的に働くにあたって必要な労働許可取得の流れ

POINT:依親(配偶者=台湾人(×日本人駐在員の奥様))VISA(居留証)を持っているか否か。結婚されていても、まず、依親VISA(居留証)を持っていない限り、許可申請ができません。
■ 最低求められる学歴および職歴 = 特になし(依親VISA(居留証)を持っている、ということであれば、学歴および職歴を問われることはありません。)。
■ 申請の流れ/必要な書類/申請場所
<流れ> 台湾人の方と結婚 → 依親(配偶者)VISAの取得 → 仕事決定! → 労働許可の申請 → 労働許可取得(申請から7から10日かかる) → お仕事開始
<書類> 申請用紙(労工委員会で取得)、労働契約書(通常、会社側が作成)、居留証のコピー、台湾の戸籍謄本(3ヶ月以内発行のもの)、会社の営業証明書のコピー、会社責任者の証明書(例、パスポート)のコピー
<申請場所> 行政院労工委員会 台北市忠孝西路一段50号大亜ビル26階(TEL:02-2375-7305)


3. 台湾現地就職で日本人に求められる能力-語学力

台湾は、ほかのアジア諸国(中国(香港)、シンガポール、タイ)と比較した場合、日本語堪能な現地ローカル台湾人スタッフ(留日・国内日本語学科卒業など)が数多くいらっしゃるため、即戦力となるような語学(=中国語)が求められます。また、求められる語学能力はポジションにより異なります。
〜中国語〜
* 台湾企業で台湾人相手の職種(母国語並み)
* 日系企業で台湾人相手の職種(ビジネスレベル)
* 台湾/日系企業で日本人相手の職種(コミュニケーションレベル)
〜英 語〜
英語はあくまで中国語+αの評価と考えていただいたほうがよいと思われます。しかしながら、台湾人の方でも、日本語・英語とも堪能な方は少ないため、中国語・英語とも堪能な日本人の方は、市場価値があがり、就業チャンスが高くなります。


2. 台湾基礎知識

■台湾の基礎データ
正式国名 中華民国
首都   台北
面積   約36、000平方メートル
人口   約2209万人(1999年)
言語   中国語(北京語/台湾語ほか)

■日本関係機関
*交流協会・台北事務所 台北市敦化南路一段2458号10-11(新光人寿敦化大楼)TEL:(02)2741-2116〜20
*交流協会・高雄事務所 高雄市和平一路87号10F TEL:(07)771-4008

■生活環境
*物価:公共料金などは比較的安く、日本よりも低い。中国との直接貿易が出来ず、他国を経由するため、衣料品などは日本より少し安い程度。日系デパート等が多く進出しているため、買い物には困らない。当然、日本からのものは高い。
*住宅:台湾市内マンションの日本人向け賃貸料相場は全般的にここ数年、安定しているようであるが、まだ高いと言える。
ワンルーム NT$10,000〜15,000 (=¥35,000〜52,500)
2LDK  NT$20,000〜40,000 (=¥70,000〜140,000)
また、台湾人と部屋をシェアする方式も、一般的である。
*医療:台湾の医療水準は、ほぼ日本と同等。また、日本語の通じるお医者さんが数多く、日本人には安心。外国人であっても、労働者は台湾の健康保険に加入できる。
*日本人・現地採用の場合の待遇:日本の給与と比較した場合、約60〜80%が現状。但し、ニーズが非常に高い人材や特殊な技術・知識をもった方ならば、日本の給与以上の高収入の可能性もあり。ボーナスに関しては、企業によりさまざまだが、通常、旧正月(2月頃)に2ヶ月分が支給される。


1. 台湾・日本人就労状況

*当社からの日本人の方へのお仕事の紹介は、ほぼ現地採用という形になります。管理者レベルの場合、駐在員待遇というお話もございます。
*台湾は、ほかのアジア諸国の拠点(香港、中国、シンガポール、タイ)と比較した場合、日本語堪能な現地ローカル台湾人スタッフ(日本留学・国内日本語学科卒業など)が数多くいらっしゃるため、日本人現地採用は、かなり、数が限られております。しかしならがら、最近の傾向として、
■駐在員を日本から派遣せず、台湾で中国語堪能・管理者レベルの日本人を雇用したい
■対日本人・日系企業向き営業で、日本人を雇用したい
■台湾ローカル企業で、日本窓口として日本人を雇用したい
■台湾人と結婚された日本人の場合、WorkingVisaの申請がいらないため、ローカルスタッフと同じ感覚で雇える上、 安定性もあるので、外勤・内勤ともに雇用を考えたい
■IT関連の人材を雇用したい
■台湾のWTO加盟に向け、新事務所を設立、マネージャーレベルの日本人を雇用したい
というようなご依頼が、年々増えてきております。


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