廬山温泉・九族文化村

(2002年11月16日〜11月17日)
会社の秋の社員旅行で、家族揃って廬山温泉九族文化村に行って来ました。


●11月16日

今日から1泊で秋の社員旅行。家族で行く1泊以上の旅行は本当に本当に久しぶりで、中国正月に行ったプーケット以来である。さらに、台湾の国内旅行としては1年8ヶ月も住んでいて初めてなのである。

秋の旅行も4つのコースから選べるようになっていて、我家は1泊の廬山温泉・九族文化村コースを選んだ。1泊のコースは他には太平山があったのだが、会社のメンバーに「家族連れの場合はどっちがいい?」と聞いたら、「太平山は山の中を歩くことが多いから、九族の方がいいよ」との事で、このコースを選んだ。参考までに、日帰りの他の二つのコースは、陽明山と六福村である。

1週間前に旅行のパンフレットが配られたのだが、集合時間を見て絶句!、台北の出発は朝6時との事である。我家は台北在住なので、新竹で乗るよりは台北で乗った方がいいのだが、6時に到着するには、余裕を持て5時半には天母の家を出なければならない。と言うことは、起床は4時半! 迎えた当日、その通りにして6時5分前に台北本社のビルの前に到着した。

到着してバスが来るのを待っていると、おばさんが「建興電子マ?」と聞いてきて、彼女の来た方向を見たらバスが泊まっていた。我家が一番乗り。でも、どうやら台北組は我が家だけで、6時10分頃、新竹のR&Dのビルに向けて出発した。尚、後からやって来た男性のガイドの陳さんは、日本語がちょっと話せたので心強い。

その後、R&Dと私のオフィスで参加者をピックアップし、高速で台中方面に向かった。今までに新竹より南には行ったことがなかったので、今回の旅行で台湾南行きの更新である。一度苗栗で休憩した後(写真右)、2時間くらい走って埔里酒廠に到着、お酒の工場である。色々なお酒を試飲できるのだが、ただ一つだけ頂いた吟醸酒が白ワインのようで美味しかった。他にも、紹興酒で作ったというアイスクリームもお勧め。7月の社員旅行で札幌ビール工場に行った時に比べると、言葉が通じない分面白くなかった。

この中で試飲をしたりお酒を買ったりします。本場の紹興酒もありますよ。 台湾中6カ所の工場のうち、輸出を手掛けているのは、ここだけだそうです。そのうち70〜80%が日本向けだとか。 展示場内で星奈元紀の記念撮影。クリックすると大きな画像になります。

その後、15分くらい走って昼食の場所へ。何故か結婚式会場の一角での昼食となったが、食べきれないくらいの量の食べ物が出てきて、皆満足。お腹がたいそう膨らんだので、バスの中ではハリーポッターのビデオを見ながら寝てしまった。

1時間半後に本日のメインイベントとなる清境農場へ到着。ここは標高1500m以上有り、一年を通して気温が15度から23度ど涼しく北欧風の景色が見られたり、ニュージーランドのように沢山の羊が飼われていたりる。残念ながら天気が今一で霧が出ていたので、その風景を堪能することは出来なかった。羊のショーでは、中国語を上手に喋るニュージーランド人がキャスターとなり、犬と羊の追い駆けっこなどでお客を笑わせた後は、お決まりの?羊毛刈り。舞台に上げられた羊は丸裸にされてしまった。その後、牛の糞が沢山落ちていた牧場内の道や300段以上もある階段を降りて、バスの待っている清境國民賓館へ到着。途中から小雨がチラホラしてきたりしたが、なんとか無事に過ごせた。でも、沢山歩いたので結構疲れた。

清境農場
住所:南投縣仁愛郷大同村仁和路170號
TEL:049-2802222
FAX:049-2801500

その後は、今日の宿泊先の廬山温泉へ向かう。道中は、バスでは1回で曲がりきれないような山道が多く渋滞もしていたが、清境農場から40分くらいで、5時過ぎに我々が泊まる碧緑飯店Green Hotel)に到着した。夕食が6時からなので、殆ど休む間もなく夕食へ。我々の宿泊場所は新館なのだが、レストランのある本館へ歩いて移動、5分くらいの距離である。夜も夜で食べきれないほどの料理が運ばれてきたが、内容は昼飯と殆ど一緒だった。ワカサギのような魚の天ぷらが美味しかった。

部屋に戻ってきてからはホテル内の温泉へ向かう。日本の温泉と違って、水着着用で帽子も被らなくてはならない。従って、温泉と言うよりは温水プールのようだったが、久しぶりの家族での大きなお風呂(プール)だったので、星奈も元紀も大はしゃぎだった。普段家では浴槽に浸かる機会などそう多くはないと思われる会社のメンバーも、楽しそうに温泉に浸かっていた。1時間くらいは遊んでいたであろうか、その後部屋に戻ってきてTVを見ていたが、たくさん歩いて温泉でもたくさん運動した家族は、9時過ぎには寝入ってしまった。明日の朝も早いので、丁度いいだろう。

碧緑飯店Green Hotel
住所:南投縣仁愛郷精英村栄華巷60號
TEL:049-2802378
FAX:049-2802467

●11月17日

台湾人の旅行は朝が早いと聞いていたが、7時に朝食、7時半にバスで出発との事。ガイドさんは6時半起床と言っていたが、我家の場合は30分では支度が済まないので、6時に起床した。朝食のメニューは典型的な台湾の朝食メニュー。お粥に卵焼きに炒めたキャベツ。。。基本的に中華料理が嫌いは元紀は、玉子以外ほとんど食べていなかった。

バスで出発して揺られること2時間弱で、本日のメイン・イベントであるアミューズメントパークの「九族文化村」に到着した。もっと賑やかなところにあるのかと思ったら、森の中にひっそりとあった。入るなり目立ったのは、高さ120mを誇るUFOというFree Fall。下から覗いていると、本当に高く感じる。ジェットコースター系の乗り物が嫌いな妻君と元紀がいる限り、こういった類の乗り物には乗れないと思っていたが、10時20分から始まるショーの場所まで行くロープウェイが動き出すまで10分程度時間があったので、私だけでUFOにトライする事にした。尚、まだ時間が早いせいもあったのかも知れないが、日曜日とは思えないほどガラガラなので、待たずに直ぐに乗れた。
一緒に行った会社の連中も何人かトライしていたが、さすがに120mの高さには怖気づく人が多く、トライした人は少数だった。実は私も、この類の落下系の乗り物に乗るのは産まれて初めて。でも、飛行機のエアポケットはもっと落下しているはずだから没問題、とばかりに潔く席に着いた。いよいよ発進。隣の20代前半と思われる女の子は、今からキャーキャー言っている。360度回転しながら登っていくのだが、さすがに途中からは股間が涼しく感じられるようになってきたので下は見ないようにした。森の中のアミューズメントパークと書いたが、こうやって上から見る景色は絶景、但し下を見なければだが。。。音楽が止んで、いよいよ落下。一瞬の無重力状態の後、一気に落下してだんだん意識が遠くなるような感じがした。。。重力の変化でほっぺたも上に持ち上がり、あれ、本当に怖いぞ、と思ったらブレーキと共に元の位置に到着した。髪の毛が逆立っている感じ。その昔、「飛び降り自殺者は、落下している途中に気を失う・・・」と聞いた事があったが、今回の体験にて納得できた。きっと後5秒も落下しつづけていたら、意識は無くなっていたであろう。

両手を振りながら余裕のポーズのパパです。でも、ちょっと怖い・・・ 回転しながら上っていきます。天気もいいし景色も最高。但し・・・ 落下している瞬間。みんな足が落下する時の反動で浮いています。髪の毛も逆立つ・・・

その後はロープウェイに乗って娜魯湾劇場へ。ここで原住民の歌や舞を50分間見学。今にも死にそうなおじいちゃんが王のような役で出てきて吠えていたのが印象的だった。

原住民の華やかな衣装で登場。
今度は一転して褌の格好の若者達が。
ターザンのように海を越え・・・元紀もやりたがっていました。

その後は各民族(達悟族、阿美族、泰雅族、謇夏族、邵族、鄒族、布農族、卑南族、魯凱族、排湾族)の屋敷、射撃場などを見ながら昼飯の場所を探していたら、先ほどのUFOの近くまできてしまった。(以下の画像、右下の画像を除いて、クリックすると大きなサイズで見られます)

観山樓の前で、星奈とママ
印地安圓騰区でギロチンになる元紀
阿美族の家の前で星奈
阿美族の家の横で元紀
布農族になった元紀と星奈
邵族、鄒族、石音劇場

 

ゴールドマイン・アドベンチャーの山の中のウエスタン料理で昼食をとった。ここは、TDLのカリブの海賊ようにレストランの中をコースターの台車が走っている。来る時に見ていたら、水たまりの中に飛び込むコースターの落下距離と角度が大した事が無かったので、私と星奈がこのコースターにチャレンジした。元紀とママは最初からギブアップだが、星奈はウキウキでチャレンジ。この辺の度胸の据わり方は私似なのだろうか。。。走り出して最初の落下は難無くクリアしたが、実はもうひとつあって、こっちの方がメインの落下。引き返すことは出来ず、星奈と一緒に水溜りの中へジャバーーン! 前の席だった星奈は、水も滴る可愛い女になっていた。右の写真は2度目に落ちる時に撮られた写真(クリックすると大きなサイズで見られます)。よく見ると、星奈の顔が恐怖におののいていた

その後、アラジン・パビリオン室内アトラクションで遊んだが、元紀とママがスリルの無い乗り物にしか乗れないので、スペースマウンテン、ワイキキ・ウェーブ、パイレーツ・シップなどには乗れず、メリーゴーランドやラブボート、モノレール、ロイヤルトレインに乗った。ジュラシック・クルーズは星奈も怖がった(暗いところは駄目らしい)ので私一人で乗り、多少スリルのありそうなバルーンレースは星奈と2人で乗った。そうこうしている内に、あっという間に帰る時間がやってきた。
高速道路まで結構な距離があったが、もしかして、九族文化村が日曜日なのに空いている理由は、このアクセスの不便さだろうか。結構新しくて楽しいアトラクションが多い割にはお客が少なかったのだ。2年後にこの施設があるのだろうかと、ちょっと心配しながら帰路へ向かった。バスの中ではDVDで映画を2本も見ながら、途中新竹で会社のメンバーを降ろし、我家のみ台北まで帰還した。台北に着いたのが8時近かったので、結局今日の晩飯は、ドライブインで食べたフィッシュボール・スープのみとなった。

久しぶりの家族での旅行、特に星奈とくっついている時間がとっても長い旅行だった。我家は、こういった遊園地系の場所に行く場合は、これからも星奈が私のパートナーかな。

九族文化村
住所:南投縣555魚池郷大林村金天巷45號
TEL:049-2895361
FAX:049-2896233
http://www.nine.com.tw
E-mail: service@nine.com.tw
入園料:大人650元、子供500元、60歳以上か6歳以下350元で乗り放題。


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