プーケット

(2002年2月9日〜2月13日)
台湾で迎えた初めての中国正月、久しぶりの長期連休をプーケットで過ごしました。

(クリックすると大きなサイズで見られる画像が結構あります。)


●2月9日

 今日からいよいよ中国正月の9連休開始。台湾はマレーシアと違って連休が少ないので、社員旅行で5連休になった5月以来の連休である(この時は大阪へ旅行)。本当はバリに行こうと思って10月に旅行会社に連絡したが、この時には既に満員。9.11の影響は台湾には無いようで、どのコースも満員で取れなかったが(沖縄だけ取れた)、一応、バリをキャンセル待ちにしておいた。その後12月までずっと進展は無かったのだが、12月に新聞折り込みで入ってきた広告にプーケット旅行があったので、慌てて申し込んだのである。聞くところに依ると、この時期に必ずこの山水旅行社から広告が入るらしい。中国正月旅行の行き先が決まっていない日本人狙いのツアーなので多少高めなのだが、9連休を何処にも行けずに台湾で過ごすよりは数倍いいので、渡りに船で申し込んだ。因に、今回が3回目のプーケットである。

 中正国際空港には10時45分集合。自宅を1時間前に出れば楽勝なのだが、連休の交通規制が始まっているので、渋滞を恐れて早めに出発した。しかし、4人以上乗っていないと高速道路に入れない規制が効いていたのか意外と空いていた。空港で暫く時間をつぶし10時40分頃集合場所に行くと、山水旅行社の看板を持った人が歩いてきたので、それについていってスーツケースを預け航空券を貰った。ボーディングパスの番号と実際に座る番号が違うのは団体旅行らしい(添乗員さんが、家族毎にアレンジする)。尚、団体旅行のおそろいのバッジを付けるのにはなんか抵抗があったので、子供達に付けさせた。プーケット行きのCI645便は定刻通り中正国際空港を出発。飛行機の中で雑誌を読んでいたら眠くなったので、1時間くらい熟睡した。星奈も元紀も同じような時間に寝ていた。やっぱり親子?

 4時間弱でプーケット国際空港に到着。飛行機から降りると、やっぱり暑い。久しぶりに味わう南国の暑さである。その後、クーラーのがんがんに効いた建物の中の寒さも南国だ。イミグレに並んでいると、検査官が「先においで」と言う。ちょうど妻君がトイレに行っていたのでそれを告げると、「ネバマイン」との事。これもマレーシアと同じで南国らしい。尚、目の前の台湾人の団体がイミグレカードを記入してなく、急遽10人抜きくらいで我が家の番が回ってきたのである。台湾から同行した添乗員さんのイミグレ通過に結構時間が掛かり(遅い列に並んでしまったらしい)、一瞬、我々がツアー団体に置いて行かれたのでは、と心配になったが、ただ単に来るのが遅いだけだった。添乗員さんを舞っている間、財布の中にあった200香港ドルをバーツに両替した(2750バーツ)。

 その後、バスに乗り込みホテルへ向かい、約1時間でカロンビーチにあるアルカディア・ホテルに到着。あれ、ここはビーチ?と思うほど、山の麓にあるホテルだった。敷地は非常に広大で、タワーが6つくらいある。部屋もとっても広く、ここ1年間くらいは日本のホテルと中国のホテルしか泊まっていない私には、久しぶりに味わう広さである。東南アジアのホテルは、リーズナブルなプライスでとっても広いので好きである。尚、蚊が多いのにはちょと閉口。

 しばらく部屋でくつろいだ後、7時半にロビーに集合して再びバスでツアーに含まれている今日のディナーのレストランに向かう。Palm Beach Resortというレストラン。タイではお決まりのシンガービールをオーダーし、その他、すでに決まっているコースメニューが運ばれて来た。シャコのBBQ、シーフードの串焼き、スープ、デザート、結構お腹いっぱいになった。その後、バスでの帰路でコンビニによってもらい(気が効く添乗員さんである)10時前にホテルに到着して初日終了。


●2月10日

 今日はツアーに付いていた1日観光に行く日である。9時出発なので7時に起きて朝食。朝食込みのツアーでホテルのビュッフェでの一般的なバイキングである。星奈は蚊に食われたようで右目が腫れててオイワさん状態である。食事をしながら周りを眺めていると、このホテル、我々と一緒のツアー以外でも結構日本人が多いのがわかった。

 台湾からの添乗員の塚越さんと現地添乗員のMaxさんは、今日は南国リゾート満点のコスチュームである。そのほかに専属カメラマンも同行した。彼が適当に写真を撮るので、気に入った写真のみ買えばいいらしい。いざ出発!まずは、007ジェームスボンドの撮影に使われたバンガー湾へ向かう。バスで揺られること1時間半程度、途中、ガソリンスタンドでトイレ休憩を1回とり、プーケット島からマレー半島側に入ってやっと船着き場に到着した。

 これから湾内をロングテールボートで巡る。一著前に星奈もライフジャケットを着る。ロングテールボートに乗る船着き場までは、今にも壊れそうな木の橋を通って行った。ボートには6気筒のでっかい直列エンジンが付いているのだが、このエンジン音が非常にうるさかった。まずはマングローブの林の中を低速で巡航し、そこを抜けると、様々な形の切り立った島々が見えてくる。その中のひとつにあるトンネルを潜り、暫くすると水上生活者のエリアが見えてきた。ここはイスラム教徒中心なのでモスクがあった。

ロングテールボートでいざ出発!
マングローブの林
様々な形の切り立った島々
トンネルに突入
水上生活者の部落

 バスだけじゃなくボートに乗っている時間も結構長かった。やっとジェームスボンド島に到着し、そこに上陸。船は船首を先頭にして止まったので、船内の仕切をハードルをまたぐようにして行かなくてはならなかったのだが、星奈を抱っこしたままだったので結構面倒だった。この島には貝殻を中心にしたお土産屋さんがたくさん並んでいて、呼び込みが激しい。東洋人よりも西洋人のほうが集られていた。海に入って温泉のように楽しんでいる西洋人もいた。妙に明るいから、きっとドイツ人かな? 尚、ここで今回のツアー参加者全員で記念写真をした。

ママ(クリックで拡大)
パパ(クリックで拡大)
全員集合(クリックで拡大)

 30分くらい島上陸を楽しんだのち、再びボートに乗って元の船着き場に戻った。この間、ずっと大きなエンジン音を聞かされていたので耳がおかしくなった。尚、船に乗った時に見知らぬおじさんに撮られた写真が絵皿になっていた。1枚150バーツ、まあまあ安いので2枚買った。

 バスに乗り込みランチへと向かったが、バスの中で添乗員の塚越さんからお絞りのサービス。きっと誰もが欲しかったタイミングに気が効いている。今回は久しぶりの団体ツアーだが、色々とやってくれて結構楽である。ランチの場所は、来る途中にあった、ひなびたホテルの1階にあるレストラン、しかし、久しぶりのマレーシアン中華っぽいスィート&サワー魚、カシューナッツ&チキンなどが美味しかった。ここでもお決まりのシンガービールを頼んだが、アルコール度が6%とビールにしては高めなので、結構効いた。ほろ酔いかげんでいい気分。

 次の行き先は、洞穴に作られたお寺。名前は失念してしまった。ここはKLのバツーケーブスを思わせる自然を利用して作られたお寺で、洞窟の中には寝釈迦が横たわっていた。また、こういった洞窟にお決まりのように、猿がたくさんいた。動物に目がない元紀は、バナナを買って猿にあげようとしたが、買うなりすぐに猿が元紀の肩に飛び乗り、あっという間にバナナを奪って逃げていった。

寝釈迦です
入り口付近のお釈迦様
バナナを盗られた元紀
洞窟の御国は更に洞窟が
洞窟の中にいるコウモリ
ここでも集合写真

 この後プーケットタウンに行くのだが、途中で宝石屋さんとカシューナッツ屋さんに寄った。まずは宝石屋さん、プーケットには偽物も多いらしいが、ここは政府公認の大きな工場兼販売所なので大丈夫。入り口にあったウェルカムドリンクで咽を潤したが、星奈は寝たままでずっと抱っこだったので結構疲れた。宝石を見ていたら、よくインド人がしているような大きなサファイヤの指輪が欲しくなった。結局ここでは、ランチの時スープをこぼして臭くなった星奈の着替え用のドレスを買っただけ。ちょっと大きかったが、旅行会社のバッジの安全ピンを利用して長さ調整しOK、南国らしくて可愛い。

 30分後、今度はカシューナッツ工場を見学。入り口には、カシューナッツの実を模したモニュメントが建っていて雰囲気満点。尚、ここでは、ニンニク味、バター味など数種類のカシューナッツを購入した。ちなみに、モニュメントの下の部分が実で、5月から9月頃にかけてが収穫期だそうである。

 さて、本日最後のプーケットタウンに到着。ここで1時間の自由時間なのだが、バーツが底をついてきているので、ATMを見つけてバーツの引き出す。初め、ロビンソン百貨店内のタイの銀行のATMでは下ろせなかったので一瞬焦ったが、ガイドブックの地図に載っていた別の銀行を目指して歩いているとATMの看板があり、ここで無事下ろせて事なきを得た。ちゃんとCirusの表示があるのでCITIBANKのキャッシュカードが使える。手数料無料で現地通貨が自分の台湾の口座から下ろせるので本当に便利である。この便利さを味わってしまうと、CITIBANK以外の銀行に入るのがばからしく思える。今回は、明日からのオプショナルツアーの支払いも現金でしなければならないので多めに下ろした。尚、ショッピングモールでコンタクトの洗浄保存セット、元紀のナイキのスポーツサンダル、星奈のドレスなどを買った。あるお店では元紀が遊戯王カードの最新セットを見つけてショーケースの前から動かなくなったが、日本では1200円のが1000バーツ(約3000円)と非常に高かったので、90バーツの小袋のを買って納まった。

 時間になったので、集合場所のロビンソン百貨店に戻ってタイスキ・ディナーに出発。もしや、と思った懐かしのCOCAを通過して、今までいたショッピングモールに戻り、この中のタイスキ屋に入った。チェーン店のようだったが観光客らしい団体が多かった。尚、鍋を温めるヒーターはCOCAで見慣れた電気式のもので、我々が到着した時には既に具が用意されていた。星奈の分も1人前ちゃんとあったが、とっても量が多く、結局2人前半で充分だった。ところで、添乗員のMaxと塚越さんは皆さんの鍋のケアをしている。暖めが足りなそうな鍋を自分のテーブルの鍋で加熱してあげたりで中々食べ始められない模様。また、塚越さんは醤油やボン酢も持参し、さすがである。添乗員という仕事も結構ハードワーキングだと思った。ここのタイスキ、スープのたれはCOCAよりも甘めで、コリアンダが入っていないので私はちょっと物足りなかったが、コリアンダが嫌いなママはかえって良かった。最後はお決まりのオジヤ。卵を混ぜて、今までのタイスキのスープが染みこんでいて美味しかった。


 食事が終わるころには、既に9時近い、本当に長かった1日観光ツアーだった。帰りのバスの中でオプショナル・ツアーの申し込みをし、10時ちょっと前にやっとホテルに到着。しかし、この後、私と元紀はカロンの繁華街へ探検に行った。星奈が「星奈も行く〜」と大泣きしたが、抱っこで歩くのはとっても辛いの連れてこなかった。実際、ホテルからカロンの繁華街まで20分程度も歩いたし。。。尚、私が今回ゲットしたい「なんちゃんてデイトナ」はあったが、私が欲しい、自動巻でストップウォッチの針も動くバージョンは、どの店にも無かった。動いても電池式か飾り程度の動きのモノのみ。パトンビーチに比べたら賑やかじゃない分、品揃えも少なかったし。最終日前夜はパトンビーチに行こう、と難く誓った。尚、カロンのバーにはセクシーな格好をしたタイ人の女性と西洋人が楽しそうにお喋りやダンスをしていた。幸い?私は子連れなので声は掛けられなかったが。。。帰りはトゥクトゥクでホテルに戻った。100バーツと言われて高いと思ったが、1台目を断って2台目に聞いても同じ値段だったので諦めた。部屋に戻る前に、ちょっとホテル内を探索。似顔絵のコーナー発見し、プールも発見した。最後に長かった今日の締めくくりに元紀とホテルの小道を100m競争。3秒のハンデをあげたがあっという間に追いついた。元紀、まだまだだな。

 

続く・・・


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