日僑学校夏祭り2002

(2001年9月21日)

元紀の通う日本人学校の夏祭りが、今年も例年通りこの時期に行われました。中秋節のこの日、朝からさえない空模様で、夏祭りが始まる2時間くらい前には大粒の雨が降り出す始末。その後雨はやんだものの、空は真っ黒な雲に覆われ、いつまた降り出してもおかしくない天気でした。ある意味、夏祭りは学校関係者にとっては最大の行事であり入念な準備が行われてきたので、なんとか天気がもって欲しいものです。

開門は2時45分からで我が家は3時過ぎに着きましたが、ごらんの通り、学校の入り口には沢山の人が溢れていて、また露店も沢山の人達で賑わっていました。人気のある露店には長蛇の列が。。。昨年は外部の業者による露店を認めなかったので寂しいものとなりだいぶ不満も出たようで、その反省からか今年は外部の業者も沢山来ていて、本当にお祭りらしくなりました。モスバーガーや高島屋にある日本食屋「古川」なども露店を出していました。味はお墨付きなので大人気。

ご覧のように空は厚い雲で覆われたままです。でも、時々小雨が降るだけで大きな雨は降らずにすみました、かえって涼しくて良かったのかな。星奈も露店で買って貰ったピカチューのお面をかぶってご機嫌です。

踊りが始まる前には、生徒達の出し物が色々と披露されます。ダンスやロックバンド等々。。。 子供達も御神輿を担いでワッショイ、ワッショイ!いよいよ櫓の上で踊りも始まりました。

元紀は、というと、踊りが始まっても友達と一緒に露店巡り。変なオモチャを見つけては、それで楽しんでいます。でも、先生と一緒の集合写真にはチャッカリと入っていました。右のツーショットは、親友の雄己君と。

盆踊りが順調に進んでいた頃に、なにやら入り口辺りが騒々しくなって来ました。そう、特別ゲスト台北市長の馬英九(マー・インジョー)さんの登場です。馬さんは映画俳優のようにハンサムな人で、アメリカへの留学経験もあるので英語もペラペラな人なのですが、この日は日本語で挨拶をしてくれました。「皆さん、こんにちは。私は台北市長の馬英九です。どうぞ宜しく。私の日本語は、ここまでです。」どっと笑いが起きました。馬さんが日本人学校の催し物で挨拶をされるのは初めてとのこと。今年は台北市長選が行われる年なので、馬さんもアピールに余念がありません。日本人学校といえども、生徒の2割から3割がハーフ(大概が、お父さんが日本人でお母さんが台湾人)ですし、日本人学校の父兄以外の人達も入れますので、この催し物には選挙権のある人も沢山来ているのです。

ということで、何とか空も持ちこたえ、日本人学校の一大イベントである夏祭りを無事終えました。暗くなってくると、本当にお祭りらしくなって来ますよね。日本を思い出しました。

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