●交通事故(2001年3月30日)

 家族を迎えに日本に行く日の朝、会社の近くで交通事故に遭った。私は被害者なのだが、免許を取得して17年間で初めての(警察を呼んだ)事故である。過去の、「警察を呼ばなかった事故」を振り返ると、19歳の時にクルマを引き渡された1時間後に国道246でぶつけられ(保険は使ったが、警察は呼ばなかった)、25歳の時に宇都宮で後ろにクルマが来ていたのに気がつかずにバックしたらバンパーにぶちあたり(近くの駐車場で示談、相手の修理代約3万円払った)、同じく宇都宮で工場実習中の夜勤の帰り、渋滞の中を運転していたら居眠りして前のバンにぶちあたった(相手のクルマに損傷はなく、自分のクルマの修理代のみ)。今回の事故はそれ以来だから、事故事態も10年ぶりくらいである。尚、不思議と、運転マナーに大いに疑問のあるマレーシアでは、貰い事故も含めて一度も事故らなかった。

 時刻は朝の7時、もう会社まで400mくらいまでのところに来ていて、あとは左折して真っ直ぐ行くだけ(台湾は右側通行なので、こちらの左折は日本で言うところの右折)だったのだが、対向車が来ているのでそれが通過するのを待っていると、私の左側から直進して来たバイクがその対向車に接触し、方向を変えて私のクルマに突っ込んで来た。目の前で私のクルマにバイクがぶつかって来て、一気に眠気がぶっ飛んだ。幸い、彼女は自分で立ち上がり大した怪我もなく済んだが、私の車のバンパーの左側が凹んでしまった。バイクが接触した対向車は、ナンバープレートが外れただけ。

 こういう時に困るのが言葉が通じないこと。警察の事情聴取も、もちろん中国語である。事故に遭ってから真っ先に会社のメンバーに携帯からTELし、総務のJackと私の上司がやってきて、警察や事故の関係者と話をしてくれた。私は彼らに英語で状況を説明しただけで、あとは、出来上がった調書に署名捺印(拇印)した。会社の近くで本当にラッキーだった。尚、警察の事故の現場検証は日本のそれと同じような感じで、現場検証が済むまでクルマは暫く動かさず、クルマの位置やバイクの位置、飛び散った破片の位置を細かくペイントし、また、道路端からの距離をメジャーで測っていた。しめて、約1時間。ちょうど、出勤で交通量が多い時間だったので、その間、とっても恥ずかしかった(会社の近くだったので、会社のメンバーもほとんど目撃!)。まあ、これも貴重な経験の一つ!

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