【Tips】iMacがプレーステーションになった日


 え、iMacがプレーステーションに?? 皆さんは、Virtual Game Stationというアプリケーションをご存じでしょうか?これは、SONYのプレーステーションをエミュレートし、iMacだけでなく、Power PC750(通称:G3)を搭載したMacintoshでプレーステーションのゲームを出来るようにするソフトなのです。

 USAでは、SONYのUSA法人が、開発・発売元のConnectixに対して訴訟を起こして話題になっており、また、今年('99年)の2月に幕張で行われた「Mac World Expo Tokyo」でも、SONYの圧力にて、各ショップが並行輸入品をExpo会場で販売することが中止になった曰く付きのソフトです。ちなみに、1回目の提訴はSONY側の負けでした。

 さて、そのようなVirtual Game Stationを、ここマレーシアにてUSAからのInternet通販でゲットしました。Out PostというInternet Mallに注文してから、何と中4日でKLの自宅に届きました。CD-ROMが1枚入っただけの箱でしたが、税関も無事だった模様。。。クーリエはDHLでした。
 今回輸入したVirtual Game Stationは、北米バージョンなので、基本的には日本語版のMac OSにはインストールできないのですが、そこはInternetのNever Ending、Never Give Upな世界、早速、パッチソフトマニアのWebにアップされていて、それをダウンロードしてオリジナルのソフトを書き換えてやると、見事に動きました


Virtual Game StationのCD-ROMを立ち上げた時に現れるフォルダー

「北米のシステムでしか動作しないよ!」と怒られます。

パッチ(CVGS WorldWide Patch 1.1)を当てたところです。Connectix VGS1.1[K]とい名前に書き換えてコピーされます。

Connectix VGS1.1[K]をダブルクリックして起動すると、、、「ゲームCDを入れて下さい」と聞かれます。

そして、プレーステーションのソフト「Crash Bandicoot2」のCD-ROMを入れると、、、このようにiMacがプレーステーションと化しました。勿論、ママのiMacだけでなく、私のPower Mac G3 MT/266でも動きましたよ。私のMT/266は、オリジナルの24xCD-ROM Driveに代わってDVD5x/CD32xのDVD-ROM Driveが入っているのですが、それでも問題ありませんでした。


 これまでに、Crash Bandicoot2、グランツーリスモをPlayしましたが、さすが高速のPowerPC G3を積んでいるマシーンなので、グラフィックの動きなど、特に遜色無く動きました。尚、操作はゲームパッドではなくキーボード。アクション系やドライブ系は、キーボードだけの操作だと、とても快適とは言えません。。。本格的にやるなら、ゲームパッドを買った方がいいかと思います。USB対応のゲームパッドがもうすぐ発売されるそうです。尚、Computer Displayなので、TVの画面と睨めっこしているよりは画質も綺麗で、目にも優しいのではと感じました。

 まだ裁判中ですが、このVirtual Game Stationが認知されれば(って、SONYが了承すればですが)、今までWindowsマシーンに対して圧倒的にゲームの種類が少なかったMacintoshの立場が逆転すると言っても過言ではないと思います。特に出張中のホテルなどで、G3搭載のPowerBookでプレーステーション出来たら、いい暇つぶしになるのでは?

 さて、このVirtual Game Station、日本で発売される日は来るのでしょうか?


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