台湾(台北)

(2000年9月21日〜9月24日)

マレーシアからの帰任途中に、台湾に寄ってきました

青枠の画像は、クリックすると大きなサイズで見れます)


●9月21日

 マレーシア生活4年7ヶ月に終止符を打ち、空港でみんなのお見送りを受けた後は一路台湾へ。帰任時はビジネスクラスに乗れます。2歳になってから初めての搭乗だった星奈は今回から一著前に席があるのですが、その初めての席がビジネスという事になりました。幸せな奴だ。。。

 今回初めてCathay Pacific航空を使いましたが、ビジネスクラスという事もあってとっても快適です。特にStewardessさんがメニューを聞いてくるときなど、必ず名前で呼んでくれる(Mr.Satoとか、Mrs.Satoとか)のが気に入りました。JALのMileageとも提携しているので有り難いです。尚、プライスが幾らなのかは???。会社持ちなので気になりません。

 台湾まで行くのに香港で乗換です。経由とはいえ香港に降りるのも初めて。さぞかし近代的なビルが建ち並んでいるのだろうと思っていましたが、新空港は中心地から離れているので見られませんでした。。。しかもこの新空港、香港系のCathay同志の乗換だから簡単だろうと思ったら、全く期待はずれでした。ターミナルは別、しかもモノレールに乗ったり長いエスカレーターを昇ったり降りたり、更に表示も今一判り易いとはいえず、旅慣れない人だったら絶対に迷うだろうなと思いました。

 さて、香港で乗り換えて再び飛行機で台北に向かいます。香港から台北までは1時間ちょっとのフライト。台北の国際空港、中正空港でのイミグレ、税関も何事もなく通過し、ホテルまでの足を探します。まずはトイレへと、トイレの看板を目指して歩いていたら、なにやら人の良さそうなおじさんが近づいてきます。片言の日本語で「どこへいく、おおきいくるまあるよ」と言ってきたので、「来来シェラトンホテル」と言うと、「1000いぇん」と答えました。普段だったら呼び込みタクシーなどには乗らないのですが、ガイドブックで事前に調べた空港から台北市街までのタクシー料金と同じか安いくらいだったので乗ることにしました。

 空港から台北市街までは1時間程度の道のり、1,000元(日本語で読むと「げん」ですが、お札には「圓」と書いてあって、現地の人は「いぇん」と呼びます。ニュー台湾ドル、NT$とも言う)は日本円で約3,300円ですが、マレーシアに比べてもそんなに高くないと思いました。クルマの中でおじさんと日本語で会話しながら走っていると、もう暗くなってきました。今は6時、日本の時間感覚とほぼ同じです。

 台北でも比較的高級な来来シェラトンホテルに無事到着し、夜は、歩いて15分くらいのところにある三越のキャンティーンで食事をし、長かった1日が終わりました。


●9月22日

 今日は私は早起きでしたが、家族は昨日の移動の疲れからか、とっても起きるのが遅かったのでホテルのビュッフェの朝食タイムには間に合わず、近くのMacで食べました。コーラなどの価格から察するに、ここの物価は日本の60%程度のような気がします。但し、日本のモノは、マレーシアと同じように倍以上します。

 また、Macなどでも間違いなく北京語で話しかけられますが、こちらが「One No3 set」などと言うと外国人と察するのか英語で話し始めますが、マレーシアのチャイニーズ・イングリッシュとも違い、北京語の話し方のままの英語なので、あれだったら「私のほうが英語が上手い」と自信が持てます。

 その後は、MRT(新交通システム)で日本人が多く住んでいるという天母地区に行って来ました。1回乗り換えて合計8駅くらい乗るのですが、NT$25=約75円〜80円と安かったです。この天母地区には高島屋があるのですが、KLの日系デパートよりも、ずっと日本のデパートに近かったです。

 北京語が出来さえすれば(但し、タクシーで行き先を告げるときなどは、紙に漢字で書けば通じますし、片言の日本語を話せる人が多いです)、住むのには何ら問題は無いと思いました。町並みは、とっても日本に似ています。日本が敗戦するまでの50年間、日本に統治されていただけのことはあります。コンビニも多くあり、ファミリーマートが「全家便利商店」と表示されているのには笑っちゃいました。。。あと、庶民の足はバイク、しかもスクータータイプのバイクがとっても多かったです。

 ホテルに戻ってきてからは、ホテルのプールで一泳ぎ、と言っても、私と妻君は水着を持っていないので、元紀と星奈が水遊び。まあリゾート地じゃないので期待していませんでしたが、本当にちっちゃなプールでした。写真は、そのプールの上にある屋上からの風景です。


●9月23日

 今日は、朝に弱いママのお尻を叩きながら、なんとかビュッフェの朝食タイムに間に合いました。私の頼んだ中国式朝食セットはお粥のセットなのですがボリューム満点、食べきれないお粥は元紀にあげました。因みにNT$500弱=約1600円、日本と同じですね、高い。。。

 その後は、ママの昨日からのリクエストでリージェント・ホテルにあるDFSに行って来ました。日本の人へのお土産と言いつつ、自分用のFENDIのバックを買っていました。私の母への財布を買うと言って歩いて行ったのに。。。

 昨日、高島屋に行ったときのタクシーはメーターの数字そのままでしたが、今日は行きも帰りもメーターの読み+NT$30でした。今日はベビーカーを持っていったのですが、トランクを使用するとNT$30追加になるようです。それでも300円程度。タクシーは安い。

 一旦ホテルに戻って買った荷物を置いてから、初めて観光に行くことにしました。地図を見ると、歩いて行けそうな距離に台湾のシンボル、巨大な建物の中正紀年堂があったので、そこまで歩いていくことにしました。左の画像は、巨大なロータリーの中にあった建物で、右の写真は、そこから新光三越のビルを望んだところです。

 中正紀年堂の門の正面がまさに巨大な中正紀年堂で、その両側にも大きな建物が二つ並んでいます。その二つがこの写真。

 これが中正紀年堂です。この日は軍隊と高校生の鼓笛隊が、なにやら練習をしていました。

 中正紀年堂をバックに元紀とママ。右の写真が門です。

 しかし、炎天下の中、疲れました。。。日差しはマレーシアよりは弱く心地よい風も吹いていたのですが、やはり亜熱帯、太陽の下は暑かったです。

 巨大な建物に感動しつつ、ここのCafeで一休みしてから帰りも奮起して歩いていくことにしました。帰りはずっと日影を歩けたので、爽やかな風とあいまって、それ程苦にはなりませんでした。余力を残しておいた私は、途中で家族と別れ1人、光華商場へ。台北の秋葉原です。

 いや〜ぁ、光華商場は本当に秋葉原のラジオデパートそのものでした。違うのは数字以外が漢字で書かれていることだけ。病みつきになりそうです。尚、Macを扱うお店は1軒しか見つかりませんでしたが、ここでiBook用のRAM(PC100、128MB・SODIM)と2.5' 12GB HDDを購入しました。クレジットカードだったので5%上乗せになりましたが、NT$11,550=約38,000円。

 安さで驚いたのは3.5" ATAPIのHDDとCD-R Disc。HDDは30GMがNT$4,500=約15,000円以下! CD-Rは100枚入りでNT$500=約1,650円=1枚辺り20円以下!!激安だと思います。しかも8cmのCD-Rや名刺サイズのCD-Rなどもありました。。。

 今日は歩き疲れたので、ディナーはホテルのイタ飯屋で食べることにしましたが、オリンピックのサッカー、日本 vs USAがなかなか終わらなかったので、最後まで見て出遅れたらイタ飯屋は満員、結局、日本食屋にしました。セットディナーは懐石っぽいコース料理がメインでしたが、最後の贅沢と思いキヨブタ(死語?)で私と妻君はNT$1,600のコースを楽しみました。ちょっと高かったけど、味は兎も角、ボリューム満点でお腹いっぱいになりました。


●9月24日

 いよいよ日本への帰路です。10時にホテルのリムジン(ベンツのSクラス、NT$1,700)で空港へ向かい、無事に搭乗手続きを済ませ、またまたビジネスクラスの恩恵を受けラウンジで搭乗時間を待ちます。

 その後、CX450便の2階席に乗り込み、約2時間強で日本に着きました。やっぱりちょっと寒いかな。。。(左の写真は、空港へ向かうベンツの中で撮った丸山ホテル)


マレーシアからの旅(目次へ戻る)

ホームへ戻る