Phuket[その2]

(1998年4月5日〜4月10日)

 Malaysiaは3民族が共存している国ゆえ、民族や宗教上の祭日の場合に長期連休になる事が多い。4月7日がHari Raya Hajiでイスラム教の人が聖地メッカ巡礼を祝う日。その前後も付け加えて、うちの会社は9連休となった。

 今回は、近場のタイのPhuket(プーケット)へ、浜田家と2家族で行ってきた。


●4月5日(日曜日)

 PenangからPhuketへのDirect便、15:15発のMH788に乗るために13:30に家を出発。引っ越してから初めての旅行である。今回は初めて他の家族(浜田家)と一緒で行動を共にする。元紀は、早速1つ年下の翔ちゃんと、パワー全開で空港からはしゃぎまくっていた。チェックインは一緒にしなかったので、飛行機の中での席が離れていたのが、せめてもの救い???

 Penangの空港を定刻通りに出発した飛行機は、その45分後には着陸の体勢。たった1時間足らずで着いてしまうなんて。。。本当に前回のBangkok経由は馬鹿みたいだった。

 着陸直後の機内アナウンスにて、Phuketの現在の気温は摂氏41度! Phuketのほうが赤道から遠いのに暑いぞ!!! イミグレでは、客数に対して窓口が少なく時間が掛かりそうな気配。。。しかし、Phuket住民専用の窓口を裁ききった係員が、我々と他の家族連れ計2組をイミグレのオフィスの中で特別入国審査?してくれて早々と入国審査完了。税関もパスし、目指すは両替。誰も並んでいない窓口に行くと、係りの女性が何やらソワソワ。良く見ると小脇に子供を抱えていて、何と授乳中であった。これは失礼しました。。。でもその窓口はクローズしていた訳ではないので、そのまま両替してくれた。RM500がTB4920。まだまだPhuketもほのぼのとしている。。。

 浜田家と我々の2家族は、待っていた現地旅行代理店のバンに乗って『The Allamanda Hotel』へ到着。ここは、Bang Tao Beachの一大リゾート地区『Laguna Phuket』の中にあるコテージ風のホテル。部屋の中にはキッチン、大き目の冷蔵庫、フォーク、ナイフ等が揃っていて、ここで料理が作れる。その代わりホテルの中のレストランは2件しかなく、レストランでの食事を楽しみたい場合は、リゾート内無料のシャトルバスかシャトルボートで、リゾート内にある他のホテルに行って楽しむことになる。Phuketのメインエリア、最も賑やかなPatong Beachから山を2つ越えて車で20分程の距離にあり、完全にPhuketの雑踏からは離れている。これを好むか、PhuketらしいPatongの活気を好むかは人それぞれ。どうも一般的日本人のバカンスの楽しみ方から抜け切れない私には、Laguna Phuketは物足り無さを感じる。。。まだまだ修行?が足りなそう。

 チェックインした後、部屋の目の前のプールで元紀と暫く遊んでいた。いきなり、トップレスの女性が二人も(プール自体、15人も居なかったが、、、)いてビックリした。元紀はこんな公の場でトップレスの人を見るのなんて初めてだったから、その人の前で体が石になり、目を丸くして見つめていた。初日なのでディナーもホテル内で済ませて初日を終えた。


●4月6日(月曜日)

 今日はOpen Waterのライセンスを取ってから初のファン・ダイブ。今までは気心の知れたPenangのDiving ShopのJeff達との海洋だったが、今回は初めて訪れるShopという事もありちょっと緊張気味。前日は、ワインが効いて比較的早めに寝てしまい夜中の1:00頃目が覚めたのだが、その後、中々寝付けなかった。


Divingの内容は、ちょっと細かくなるので、Divingの部屋にてご覧ください。水中写真も有ります。

 Divingが終わり夕方5時頃ホテルに戻りDiving器材を水で洗っていると、現地の旅行代理店から電話があり、次のホテル『Kata Thani Beach&Resort』のクーポン件を現地の代理店が発行したのと交換して欲しいという内容。そうしないとKata Thaniで受け付けてくれないそうである。帰るなり妻君が、「さっき旅行会社の人らしき人から電話があり、Kata Thaniが泊まれ無いって言っていたようだったよ」と言われていたので、ちょっと怒り気味で彼に会ったのだが、単にクーポン件を交換するだけだった。

 今晩のディナーは『Sheraton Grande Hotel』で。無料のシャトルバスでSheratonに向かい、そこから歩いて7〜8分(Sheratonは非常にビッグです。。。)ビーチの方へ向かい、そこのタイ料理屋『Chao Lay』で食した。トムヤン、パイナップル・フライドライス、グリーンカレー、春雨サラダ、、、何を食べても美味しい。。。非常に満足出来たディナーだった。2家族分でTB4000。


●4月7日(火曜日)

 今日も昨日と同じくDivingを楽しむ日。タクシーでAqualandまで行き、迎えに来たバンで『Santana』というショップへ。親切そうな長身のピーターが明るい笑顔で迎えてくれた。暫くすると今回一緒に行くメンバーがバンに乗せられてやってきたが、この集団は本当に個性的。後から聞いたらドイツ人ということだったが、体型がプロレスラー顔が悪役商会、、、この人達に囲まれたら素直に従うのみといったような外観だった。船までのバンの中でも、「こいつ朝から酔っ払ってんじゃないの」というほど豪快に明るくはしゃいでおり、運ちゃんには100ドル札を差し出して、「More Power、More Speed、ロディオ!」と叫んでいた、お陰で、ジェットコースター並みのスリルを味わってボートまでの車内を楽しめた。


Divingの内容は、同じく、Divingの部屋にてご覧ください。

 今回、AqualandにInternetでツアーの申し込みをしたが、ここのShopの人達と行くのでは無く、仲介して他のShopのツアーに参加する形で日本人のガイドはいないので、英語が全く分からない人には辛いと思う。特にDivingは大事なことが伝わらないと命に関わるので。そういう人は、日本人客が多く必ず日本のガイドが付くという『Kata Diving Service』がいいかも。。。でも国際的な出会いはAqualand経由のほうが期待できますけどね。

 今晩のディナーは、昨日と同じくSheratonまで足を延ばし、タイのショーを見ながら食事が出来るガーデン・レストランの『Market Place』。ビュッフェ式で、タイだけではなく他のアジアの食べ物を色々とつまめる。ショーは、幻想的な音楽の演奏が続いた後、民族舞踊があり、途中コミカルなキャラクターも出てきて会場を巡り、その時に写真も撮る事ができる。元紀はこのダンサー達がすっかり気に入ったようで、舞台の袖にかぶりついて見ていた。ビールやジュースは別料金、10%のサービス税が入って1家族TB3400。。。エクスペンシブ。。。

トムヤン・スープと
アジアン料理のバイキング
両手を併せて
はい、ポース!!
怪しいダンサー
元紀とママと3ショット


●4月8日(水曜日)

 今日はホテルを移動。浜田家に合わせて最後までThe Allamandaを希望したが、Fully Bookingで今日からPhuketの南端のKata Noi Beachにある『Kata Thani Beach&Resort』に変更し、後半の3日間をこちらで過ごす。Allamandaからタクシーを飛ばすこと約40分、プライベート・リゾートっぽいKata Thani Hotelに到着。タクシー代はBT500。PatongまでがBT400からBT550だったのでBT700位は覚悟していたが思ったより安くすんだ。

 Kata Thaniでチェックインをしていると日本語が非常に流暢なお姉さんが受け付けにやって来た。実際に日本人の女性で、ゲスト・リレーション・スーパーバイザーの桑木友子さんだった。こんな端っこのホテルだが、日本人スタッフが居るとは思わなかった。また日本語のガイダンスも結構充実しているので、もしかしたら日本のパッケージ・ツアーのホテルに指定されているのでは。。。Kata Noi Beachは、殆どこのKata Thaniのプライベート・ビーチ。ホテルの部屋からビーチまで非常に近く、その間に芝生とプールがあり、PenangのBatu Ferringhiのホテルを思わせる。ただ、海は圧倒的にこちらのほうが綺麗である。また、ここのホテルの中にはDiving Shopも入っており毎日Divingツアーを催しているし、船が出るChalong湾も結構近いので、Diverにはとても便利なホテル。。。チェックインの後、早速、元紀とプール&ビーチで遊んだのだが、Allamandaよりも更にトップレスの嵐で、何だかそれが当たり前のように感じられるようになってしまった。勿論、目の保養には最高であったが、、、(^^;

 ディナーは、今晩のスペシャル・イベントのBBQといきたかったが、既にFully Bookingで飛び込みでは入れず、やはりホテル内のイタリアン『La Costa』に行った。超高級なイメージで、Tシャツ、短パンは失敗だった。


●4月9日(木曜日)

 今日は1家族だけでノンビリ出来る最後の日。Kata Thaniは朝食込みだったのでホテルのビュッフェで朝食を取る。例のごとくバイキング形式だったが、ここの方がAllamandaより種類があり色々と選べて良かった。

 今日は、タイ恒例のElephant Trecking(象乗り)が目的。ホテルのタクシーを時間で雇い(TB300/時間)、Thai Villageに向かう。が、タクシーの運ちゃんのアドバイス、「タイビレッジのショーは11時と17時の開演なので11時のショーはもう間に合わないから、行っても蘭園を見るだけになるよ」に従い、まずは元紀の一番の希望のスネーク・ショーへ。隣にElephant Treckingがあったので、先に象乗りを行う。30分でTB900、まあこんなもんだろう。昨年来た時には結構山の中を歩いたが、今回は平原。椰子の木と民家の庭が景色だった。

 象乗りが終わると、いよいよ次はキングコブラ・ショー。親子2代というようなヘビ使いのおじちゃんとお兄ちゃんが巧みにヘビと戯れる。司会のおじちゃんのMCが面白可笑しく、場内を盛り上げていた。最後に、コブラを客席に連れてきて、場内のお客と写真を撮るのだが、ヨーロピアンの厳つい、腕に立派な刺青をしているお兄ちゃんも含めて、みんな遠慮していたが、うちの元紀だけは進んでヘビに巻かれていた。この爬虫類好きはいったい何処から?確かに両親は二人共、巳年生まれであるが。。。

 ここまでで、3時間契約のうち2時間を費やしてしまったので、Thai Villageはキャンセルし、Kata Thani Hotelの更に南側の『View Point』に行って貰うことにした。途中、お土産屋に寄り、そこから15分後にView Pointへ。さすがに『View Point』という名前だけあって、Kata Noi Beach、Kata Beach、Karon Beachが一望出来、また海の青さが良くわかり、非常に良い眺めであった。(いかにも、「私達を騙して」と言わんばかりの日本人観光客風の女の子3人が、現地のお兄ちゃん達と一緒に来ていた。)

 その後、ホテルに帰ってビーチで遊ぶ。飛び込み台やら、海に行って波と戯れたり。。。尚、久しぶりに自分だけでジェットスキーにも乗った。30分TB700、15分TB500といわれたが、20分でTB500に値切った。遠くKaron Beachまで行ってきた。海からだったら僅か5分足らず。この日のディナーは、部屋の目の前の『Asian Delight』で。ここで今回の旅行中、3回目のトムヤン・スープにありつき、大満足。。。


●4月10日(金曜日)

 Penangに帰国の日。Kata Thani Hotelから空港までは45分、料金はTB700。空港使用料はTB500/人。MH789は、離陸するとあっという間にPenangに到着してしまった。Phuketは本当に近い異国のリゾートで、これからも、ちょっとした連休には気軽に行ってDivingを楽しんできたいと思った。尚、MalaysiaのPenangやLang Kawiのリゾートと違って、中国系の面持ちの観光客よりも、圧倒的にヨーロピアンが多かった。この時期、イースターの祭日で、ヨーロッパの大型連休という事もあったのだが。。。

 今日4月10日は、元紀の5歳の誕生日なので、休むことも無くプレゼントとケーキを買いにPenangの街へ繰り出した。


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