マレーシアンTips(その1)

1. マレーシアの首都クアラルンプール

マレーシアの首都クアラルンプール、当地クアラルンプールではこの街を「KL」ケーエルと呼んでます。 Kuala LumpurのKとLを取って「KL」です。マレーシア全土およびシンガポールで通じます。観光で来て「KL」を使うと”おっ こいつはできるぞ”と思われるかもしれません。 あしからず。


2. Lot10

タクシーをつかまえて有名なショッピングセンターLot 10 に行く場合運転手さんに ロットテン と言うと「あぁー?」という答えが必ず帰ってきます。ロッ テンと言うと「OK」といって走り出します。Sungei Wang Plaza,Jalan Bukit Bintangも同様にスンガイ ワン プラザ、ジャラン ブキッ ビンタンと棒読みでも相手は理解してくれます。


3. Hello? or Excuse me? or Boss??

マレーシアで名前の知らない人を呼びかけるとき、またはその辺に歩いてる人を呼びかけるときはなんて言えばいいんだろうか?「Hello ?」もしくは「Excuse me ?」も使いますが、もっと一般的には「Boss」ボスを使います。英語のBossです。これは慣れると便利です。屋台系の食堂で店員を呼ぶときも一言「ボス」で済みます。逆に店員も私のことを「ボス」と呼びます。まわりじゅう「ボス」だらけです。おばさんには「ボス」を使っても問題ありませんが、若い女性には「ミス」でよびかけましょう。交通違反で警察に捕まったときも「Boss, tolong」でなんとかなるかもしれません。保証はしませんが。


4. KLで夜景をみながら食事が出来る場所

KLの夜景をみながら食事が出来る場所はいろいろありますが、安い所となると限られます。KL近郊のBangsar(バンサー)地区、日本人・外国人・お金持ちが住んでるところにあるSri Wangsa Riaコンドミニアム内にある旧名江戸一、現在名日本(ちょっと不確定)は安いです。和・中・馬料理です。味は値段を考えれば納得できます。非居住者でも入れます。ただ日本人の子供達がローラーブレードで騒いでるのが玉に傷ですが。


5. マレーシアのファーストフード

マレーシアのファーストフードはなんといっても Roti chanai(ロティチャナイ)。rotiはパン(食パン、あんパンのパン)を意味し、chanaiは名前です。小麦粉を練って薄く延ばし焼いたもので、いろいろ種類があり卵入り、魚入りなど
プレーンタイプをRoti kosongと呼んでます。上記で説明した0のkosongです。会社の事務などで使うオーダーフォームの用紙、まだ何も書かれてないサラのものもkosongと呼んでます。kosongは数字の0以外に無(なし)とか空(から)の意味があります。Roti kosongは60 C、お好みでkari(カレー) gula(砂糖)でどうぞ。インディアンショップ(インド人経営食堂),マレーショップ(マレー人経営食堂)で食べられます。


6. マレーシア人の帰省

マレーシア人はしょっちゅう実家に帰省します。一度、華人の知人の実家へお泊りしたことがあります。場所はKLから南に約80kmのゴム園の中の小さな村です。夕方着いて夕飯を食べ水浴びをして、やることがないのですぐに寝ました。
朝起きて水浴びをして朝飯を食べゴム園の中を散策して、昼飯を食べ洗髪無切りっぱなしの床屋に行き水浴びをして帰ってきました。することがなく、しいてあげればスイカを食べることぐらです。知人曰く「ここはなにもすることがないけれど、外の世界がたとえ不況でも好況でも、ここでの生活は全く変わらない」。実に平和でゆったりとした時の流れの中で有意義な一日を過ごしました。


7. IDカード

マレーシアにはIDカードがあります。マレーシアに限らず世界各国にあります。個人証明のIDカードです。銀行での口座開設・預金引降し、就職、警察に厄介になったとき等いたるところで使われ常時携帯が法律で義務化されてます。よく尋ねられることがあります、「日本のIDカードをみせてくれ」と。応えは「日本にはIDカードはない」です。以下会話の続きです。
馬:「じゃ、どうやって個人証明をするんだ?」
岡:「自動車免許証」
馬:「全員が自動車免許証を持ってるのか?」
岡:「持ってない」
馬:「持ってない人はどうする?」
岡:「健康保険証」
馬:「健康保険証は全員持ってるのか?」
岡:「持ってない」
馬:「持ってない人はどうやって個人証明をするんだ?」
岡:「・・・・・・・」

ハイテク日本はさぞやかっこいいIDカードがあると思われてますがじつは無いです。日本には戸籍制度があると戸籍謄本を見せたりしますが写真貼付でないので理解してくれません。


8. 日本人

KL・セランゴール州にはたくさんの日系企業がありたくさんの日本人が住んでいます。なのでさして珍しい存在ではありません。ごくまれに、飯を食べようとふと入ったコーヒーショップでオーダーすると「こいつは華人か?」、「いやっ、こいつは華人じゃない」となり、日本人だということが判ると「Orang jepun,oran jepun(日本人のこと)」「ヤップンヤン、ヤップンヤン(広東語で日本人のこと)」と騒がれまわりに人だかりができます。「ほ〜 これが日本人か」と繁々見られ、まるでパンダになった気分です。


9. マレーシア人はよく水を飲む

南国の気候のせいもありマレーシア人はよく水を飲みます。自宅で水道水を煮沸消毒した水を1.5リッターのペットボトルにいれて会社に持参します。オフィスであれ、工場であれ朝からこの水をグビグビ飲みます。一方日本人は食事時以外はあまり飲物を口にしません。晩酌のビールをうまくするためもあるでしょうが。ときどきマレーシア人と車でペナンまででかけます。やはりペットボトルを持参して。そしてやはり朝からグビグビ飲みます。かたや私は食事時以外は飲物を口にしません。夕方ぐらいになると「水を飲まないで大丈夫か? 死んでしまうぞ」と心配してくれます。「日本人はラクダと同じなんだ」とわけのわからない返答をしたりします。私の場合本当は水を飲みたいが、どうもあの温い水は飲めないのです。


10. イグアナ

今年の3月にランカウイ島に、行きました。ホテルの前の海を散歩しているときには、なんとイグアナが前を横切りタクシーに乗って出かけるときには、サルの群れに遭遇しました。なんとも、自然豊かな島に圧倒されて楽しい休暇を過ごすことができました。都市化がすすむクアラルンプールとは、また違うマレーシアの魅力を感じることができました。マラッカのSg.Melaka(マラッカ川)の遊覧船に乗ると1m超のイグアナがいくらでも見れます。うじゃうじゃしてます。イグアナ(iguana)は英語ですが、この言葉は日本人しか使わないみたいで、遊覧船のガイドさんも日本人用にイグアナと説明してました。


11. マレー語とインドネシア語

インドネシアに行ったことがあって、インドネシア語をかじっています。といっても聞いてわかるのは簡単なあいさつと数字ぐらいなものなんですが・・・けれども、そのあいさつと数字はマレー語とインドネシア語、まったく同じなんですね。たぶんわざわざ「語」とつけて分けるほどの違いはなくて、「方言」ぐらいの差でしょうね。観光している途中、日本人の女の人とたまたま会いました。その人は海外青年協力隊でマレーシアにいて、そのとき休暇中でインドネシアを旅行中だったそうなんですが、当然マレー語は堪能で観光バスの運ちゃんと何のよどみもなく、マレー語--インドネシア語でずっとベラベラしゃべってました。日本国内の北と南の方がよっぽど通じないかも・・・


12. 辛いモノ

東南アジアとは不思議なところです。私は日本にいると、お寿司はサビ抜き、チリソースやキムチといったいかにも辛そうなものには見向きもしないという辛いモノギライなんですが、東南アジアに足を踏み入れたとたん体質が変わります。マレーシアのペナン島の屋台で買ったあれはウマかった!!辛〜い味のついた肉入りのペースト状のものを、お好み焼きの生地みたいのをうすーくクレープみたいにのばしたもので何重にもくるんでそれをカレーにつけて食べるというものなんですが。(名前がよくわかりません)そのカレーがまた香辛料がばしばし見えるいかにも辛そうな(そして実際辛い)ものなんですが、わき目もふらず一気食い状態でした。

インドネシアの辛いナシゴレン(チャーハン)や香辛料たっぷりのスープなども何事もなく口にする自分にびっくりします。でも「おいしかったから」と辛い調味料とかを買って持って帰ってくるとやっぱり使わないまま冷蔵庫に眠っていたりします。そしてまた辛いモノギライにもどるのです。いくら暑いからって日本にいたら夏でも辛いものは食べないのに・・・不思議です。


13. ティガ

ウルトラマンティガのティガがどこから来ているか、ということですが、私が特撮関係の方とお話していて出た結論は、マレー語(インドネシア語)の3、つまりtigaからきているものだということです。ティガは3タイプに変身します。この3からティガということだという解釈でいいようです。ドイツ語の虎ではないと思いますが。まあ、どうでもいいといえばいいことなんですけども。。。


14. 床屋

マレーシアは他民族国家ですから、マレーシアの床屋にもいくつかの種類があるとのことです。マレー人経営の美容室タイプ、 中国系の技巧派の床屋, 話に聞いただけですが、家まで出張してくれる床屋,インド人系の庶民派床屋、といっ
た感じだそうです。

行ってみたのは上記の最後のインド人系の床屋。泊まっていたホテルの近くにある床屋です。でもさすがに異国の床屋に飛び込みで入るのは恐い・・・お客もたくさんいるようだし・・・と、店の前とうろうろしていたところ、ぞろぞろお客さんが出てきました。それをきっかけに 勇気を出して中に入ってみました。散髪したての時にとったパスポートの写真をみせて、このくらいの長さで、というと、「OK」とのこと。後はおまかせです。 日本の床屋と同じように白いマントを巻きます。時々髪に霧吹きで水を掛けながらカットしていきます。カット手法は日本と同じようです。シャンプーも顔剃りも無しでした。(シャンプーはもともとしないようですが、顔剃りはオプションのようです)最後の仕上げはドライヤーも使わずに、くしで整えるだけです。もちろんスプレーやムースも無し。 マントも適当な巻きかたなので、首筋がちくちくします。あと、現地のお客さんの視線もちくちくしました。

所要時間は約15分。気になるお値段は6リンギット。なんと日本円で約210円という安さです。(出張時のレートで)できのほうもまあまあ、ちょっとマレーシア風の仕上がりになりました。勇気とお時間のある方は話のタネに一
度経験されてみてはいかがでしょうか?万一 希望の髪型にならずとも3ヶ月経てば元の長さになりますし。


15. マレー語とインドネシア語(その2)

インドネシア語とマレー語は似ていると聞いていたのでどちらを勉強してもいいや!と思っていたのですが、「簡単マレー語」を読むと違うところも多いんだな〜・・・と驚いています。例えば、No.11に書いてあった「tidak boleh」これはインドネシア語では「〜〜してはいけない。」という禁止を表す言葉です。「〜〜できない。」は「tidah bisa」を使います。もし私がこの事を知らずにマレーシアに行ったらとんでもない事になるな〜。(行く予定はないけど・・・)これからはインドネシア語とは切り離してマレー語を勉強したいと思います。


16. 広東語

マレーシアの国語は当然ながらマレー語です。ほぼ全国民が理解・使用できます。そしてマレーシアでのもう一方の雄、それは広東語です。遠く中国大陸の広東省を故郷にする言葉で、KL周辺の華人達の日常会話に使われてます。何故に未だに廃れず使われているかというと、理由の一つには彼らは香港映画・ドラマをこよなく愛しているからです。テレビ・ビデオで吹き替えなしのナマの広東語を流しています。日本でいえば大阪弁みたいな言葉で、いやそれ以上にドタバタ喜劇・コメディに実によくマッチした言葉です。少し紹介しますと数字の1・2・3・・・はヤッ・イー・サン・セイ・ン・ロク・チャ・パッ・ガウ・サップ、トイレはチーソー、鍵はソーシー、日本人はヤップンヤン、欧米人はクワイロウ、「あっ しまった!」「ちくしょう!」に相当するのがセイヤーです。このセイヤーは「死ぬ」という意味ですが、華人達が集まるところで耳を澄ますとあちこちでこのセイヤーが聞くことができます。


17. マクドナルド

マクドナルドはあのハンバーガーショップのマクドナルドです。オーダーはできます。お勘定もできます。食べることもできます。けれどマクドナルドはマレーシアでは、いえ日本以外ではマクドナルドではなく、Macdonaldなんです。メクドゥネェルドゥ、カタカナで書くこと自体が間違ってますが、この発音ができないんです。例えば誰かと待ち合わせをする場合「どこそこのショッピングセンターのマクドナルド」と言えば判り易く待ち合わせに最適ですが、Macdonaldが発音できないため使わないようにしてます。ときたまこちらの人に日本語を教えたりしてますが、「ありがとう」「おはようございます」は受容れてくれますが「Macdonaldはなんでマクドナルドなんだ?」、応えに苦しみます。ちなみにKLは漢字(華語、北京語)で吉隆坡と書きます。クアラルンプールとは読みません。ジーロンポです。

インドネシアにもマクドナルドはありました。世界で一番安いマクドナルドと言われていました。インドネシアはイスラム圏なので100%ビーフでした。チキンの竜田揚げのようなものを挟んだ「マックチキン」というメニューが気に入っていましたが、日本では食べる事ができなくて残念です。牛肉御法度のインドのマクドナルドでは「100%non-beef」で、バーガー類はすべて、マトンかチキンだそうです。世界のマックもところ変わればですね。

マレーシアのマックにはミロがあります。ミロは「強い子のミロ」です。ときたまミロで通じないときはマイロと言うと確実です。日本では自分の食べたものは自分で片付けますがマレーシアでは食いっぱなしでOKです。マレーシアのマクドナルドにもシェークがありました。種類は定番のバニラ、チョコレート、ストロベリーの3種類です。値段はRM2.4に5%の税金をつけてRM2.52でした。 Sungei Wang Plaza のマックに行き、実際に買って飲んでみました。日本のと同じものです。 


18. 水不足

KLは熱帯雨林地帯です。雨がいっぱい降り水には不自由しないはずですが近年の人口増加で雨の降りが少ないと供給が需要に追いつかず水不足になります。今年の4月からです。会社の友人宅がハッピーガーデン(<==すごいローカルな内容です)にあり水道がストップしました。その当時私が住んでた所が目と鼻の先のOUGで毎日私のところでシャワーを浴びて帰って行きました。しばらくすると私のとこも水がでなくなり、それから毎日二人で水を求めてさ迷いました。特によく行ったとこが会社のバングラデシュワーカーのホステルです。お湯はでません、水です。それ以来水シャワーの気持ちよさを知り今でも水シャワーです。体が火照らなくて気持ちいいです。結局友人宅は3ヶ月間水のない生活をし、それが普通の生活になりました。現在は水の供給は大丈夫です。


19. クリスマスイブ

12月24日のクリスマスイブのKLは大渋滞の一日でした。Jalan Tun Razakからセレンバンハイウェイに抜けるまで1時間かかりました。夜に又、所用でKLにいったところさらに渋滞がひどく、ほとんど車が動かない状態です。マレーシアではサンタクロースはなぜか女性が扮してます。それもミニスカートで。


20. LRT

LRT(軽便鉄道、都市型電車です)に乗ってみました。Sri Petaling 駅から Hang Tuah 駅まででRM2.0でした。Sri Petaling 駅というのはKL南部の始発駅でコモンウエルゲーム会場の近くです。Hang Tuah 駅は Pudu 刑務所の近くで Lot 10, Sungei Wang Plaza の最寄駅です。駅には自動券売機がありますが、故障してるのか未稼動でした。改札は自動改札。駅も電車もまだ出来たばかりで新しく清潔でなかなか快適です、しかも当然ですが渋滞はありません。車内は混雑とは無縁で乗車率15%ぐらいです。もっともバスだと70C(?)で乗れるので3倍近い値段の違いです。今は割引き期間で
すがそのうちRM2.0がRM2.9になるらしいです。ますます乗らなくなります。


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