Malacca [Melaka]

(1999年1月2日〜1月3日)

お屠蘇気分(そんなのMalaysiaには無い?!)も覚めやらぬまま、マラッカに遊びに行ってきました。

青い枠で囲まれている画像は、クリックすると大きなサイズで見られます。)

●マレーシア最古の街、マラッカ

 まずは、マラッカの紹介(以下は【地球の歩き方】より抜粋)。

 Kuala Lumpurから南へバスで3時間(車で1時間半、約140km)、海峡に面した町マラッカ(ムラカ)は、マレーシア最古の街である。日本で言えば、さしづめ奈良鎌倉。古都を象徴する多くの遺跡を残す歴史の町だ。

 15世紀初頭に築かれたマラッカ(ムラカ)朝は、今日のマレー世界の原型を作った。イスラム教を導入し、スルタンを王とする王国であった。華々しい反映を支えたのは、海峡そのものである。季節風を利用して、東西への貿易船が行き交う。マラッカはその天然の中継港であり、シルクロードに匹敵する海上の道として、東西の文明がここで渦巻くように交差した。

 だが、反映の礎は反転して、亡国のそれとなる。アジア侵略を目指すヨーロッパ諸国にとって、マラッカは垂涎の的であった。16世紀初めのポルトガルに始まり、オランダ、イギリス、数世紀にわたる外国支配が、この地からついには半島全土に及んでいった。史跡は、中心のブランガヤ通りのahead、運河沿いの一角にほとんど集中している。目を奪う鮮やかな紅色のスタダイス時計塔。さらには博物館、ここでは日本の軍政時代も含むマラッカの興亡史が手に取るようにわかる。その裏の小高い丘、ポルトガル時代のサンチャゴの砦に登れば、遠浅のマラッカ海峡が一望できる。眠るようにゆったりとたゆたう海を眺めながら、いにしえの王国を思い描くか、それとも、水平線上を行き交う石油タンカー(半分以上が日本向けという)に、現代を考察するか。。。いずれにしても、見どころと旅情のあるマラッカ、町自体は小さく、歩いてひとまわり出来るほどだが、セント・ポールの丘のふもとに置き忘れられたような昔の街並みを歩いてみると、町全体が静まりかえって、タイムトリップしているような気持ちになってくる。。。


●1月2日(土曜日)

  連休後半は、歴史の町マラッカへ。KLからだと2時間あれば着いてしまうと聞いていたので、12時半に余裕の出発、しかも途中、ジャヤ・ジャスコでホテルで読む雑誌なども購入し、Damansaraから高速に乗ってKLIA方面経由で行く。尚、今回、休みに突入する前に会社の女の子に言って駆け込みで予約したため、ホテルの場所も判らない、、、。名前も判らなかったのだが、これは前日彼女にTELして確認した。「Riviera Bay Resort」。【地球の歩き方】を見たが載っていず、【るるぶ、マレーシア編】にはホテルの紹介記事は載っていたが、場所は地図からはみ出していて矢印のみ。。。【るるぶ】だけが頼りで、一抹の不安を抱えながら、まずはホテルを目指す。

 マラッカ自体は、3年半ほど前に一度来ているので、高速を降りてからの方角はだいたい判っていたが、実際に走ってみると道路が新しくなってバイパスなども出来ていて、記憶の中の昔のイメージと違う。。。【るるぶ】の地図を見て、遠回りであるが一旦町の中心へ行って、そこから矢印の道に出て行くのがベターと思ったのだが、途中、マラッカ市街と逆方向に走ってしまい、私のカンで「この道を行けばホテル方面だ!」と信じて走っていたら、何だか見たことあるような景色。。。そう、もとの道に戻ってしまい、高速の入り口へと向かっていたのである。さすがの「GPS Tom」も今日は衛星が狂っていた?ようで、今度は素直に最初の構想通り、町の中心部へと向かい、そこからホテルへの道へと入った。4:00過ぎに無事到着。マラッカ中心街から北西へ10km、車で20分くらいのところに位置していた。

 ホテルは、マンダリンホテル系列で中々綺麗な感じ。【るるぶ】にも書いてあったように、正に「地中海リゾート気分」のホテルである。部屋はホテルと言うよりはコンドミニアム風で、簡単な台所もあるし、ベッドルームとリビングも仕切られていて、我々のような家族向けといった部屋である。ちょっと曇り空で肌寒く感じたが、元紀の強い希望で、プールで遊ぶ。

 夕食はマラッカの町へ出ようとも考えたが、ちょっと遠かったのでホテルの中で済ませた。今日のディナーはイタリアン。ホテルの地階にあるイタリア料理屋「Paragallo」。場所がちょっと判り辛く、散々迷ったが、なんとパブを突き抜けて行くようになっていた。このパブの入り口には「18歳未満はお断りだよ」というような注意書きがあったので、余計に入り辛かったのだ。。。さて、ここのイタリアン、お薦め!!!である。照明が若干暗く、波がガラス越しのすぐ近くまで打ち寄せていて、雰囲気は最高!小さいコブ付きの家族連れで来たのが申し訳ないようないい雰囲気のレストランだった。機会があったら是非綺麗な女性と二人で来てみたいものである。。。(^^; 尚、ここのカプチーノ、「SmallかBigか?」と聞かれたのでなにげに「Big!」と答えたら、とてつもなく大きなカプチーノがやってきた。。。

これがパブの入口 パブの中はこの通り。子供お断り これがBigカプチーノ!!

 お腹も膨らんで、ワインも利いてきて、リビングのソファーで本を読んでいたら、そのまま寝てしまった。。。「毎度の事」(ママ談)


●1月3日(日曜日)

 さて今日は歴史の街へと繰り出す。マラッカの細い一方通行だらけの道を走り抜け、海洋博物館(船の形をした博物館)前の駐車場に車を停める。オランダ広場以外の街の雰囲気は、なんだかペナンに似ているような気がする。トライショウ(マラッカはサイドカー’タイプ)のオジちゃん達が日本語で呼び込みやってるのも共通だ。但し、マラッカのオジちゃんのほうがしつこかったような気がする。。。尚、以前は入れた海洋博物館に入れなかったのが残念である。。。特に元紀。。。以下、暫しマラッカの歴史をご覧下さい。

サンチャゴ砦の前のグラウンドで、牛車に乗れる。1台、1週、RM6。 サンチャゴ砦。1511年にポルトガル人によって造られた。 マラッカ王宮。マラッカ文化博物館になっている。15世紀のマラッカ王宮。
独立宣言記念館。コロニアル風の洋館。1912年に建設されたマラッカクラブハウス。 キリスト教会。1753年に建設されたマラッカで最も古い建物。 オランダ広場。後ろに写っているのが風車。オランダと言えば、この風車である。

 さて、ショッピングセンターの「マコタ・パレード」で涼みながら昼食。ローカルのフードコートで、チキンライスとミーゴレンを食べる。腹ごしらえと適当にウィンドウ・ショッピングを楽しんだ後は、高速のインターのちょっと手前にある「Melaka Zoo」へ。近くにはミニ・マレーシア文化村(マレーシアにある13州それぞれ伝統的な建物の実物を展示してある)もある。

 とりたてて特別になにか変わった特徴があるわけでもなく、ペナンのバードパークよりは全然いいけど、KLのNational Zooのほうが立派、という感じ。象のショーをやってたが、アナウンスが全てマレー語だった。。。


●所見

 歴史にあまり興味がない、ましてやマレーシアの歴史なんてあまり良く知らない私が訪れても、なんだかエキゾティックに感じる街であった。ちょっとはマレーシアの歴史について囓ってみようかな。。。歴史の街が好きなゲストなどを連れて行くには、それ程遠くなくいい所だと思う。


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