Langkawi[その2]

(1998年5月1日〜5月3日)

急遽ランカウイに行ってきました。名付けて『突然のランカウイの旅〜KL軍団との再会〜

青枠の画像は、クリックすると大きなサイズで見れます)

●5月1日(金曜日)

 日本で同じ事業所に勤務していて今KLにいるメンバーが、5月1日から3日までの3連休でランカウイに行くという話を聞き、久しぶりに再会したかったので、1週間前に大急ぎでホテルと飛行機の手配。しかし、日本がゴールデンウィーク、マレーシアも3連休なので、予想通り手配するのが非常に困難であった。

 ホテルは、ペランギビーチやシェラトンなどの5スターは満室で取れず(かの有名なダタイは、突然決めた旅行にしては高額になるのでパスしたが、、、(^^; )、3スターの『Burau Bay(ブラウベイ)』。飛行機もConfirm出来たのが1日の夕方発、3日の朝発というとても勿体無い時間帯の飛行機で、しかもCクラスのみ。。。旅行代理店のOhさんにギリギリまで頑張ってもらって、何とか、行きは13時20分ペナン発の便が取れた。この便もCクラスだったのだが、Cクラスと言ってもペナンとランカウイ間は非常に近いので、RM30程度の追加料金。しかも搭乗時間までの間は、マレーシア航空のラウンジが使え、ジュース、コーヒー、サンドイッチ等の飲食物がタダで頂けるので中々良かった。

 離陸すると機内では、テーブルクロスを敷かれ、オボンを置き、布性のナプキンに包まれたナイフとフォークが順番に置かれ、サンドイッチのサービスが始まる。。。「こんなにノンビリしていていいの?」と思っていたら、案の定、着陸体勢に入るアナウンスが有り、ゆっくり食す暇も無く慌ただしく片づけられた。僅か20分程度の飛行時間。

 ランカウイ国際空港に到着後、早速、足の確保のため、荷物回転テーブルの直ぐ傍にあるレンタカーのカウンターへ行く。モスリムのお姉さんが、「車はどんなのがいいか?マニュアルかオートマか?」といろいろ聞いてきたが、最後には「今はこれしか無い。」と何だか間抜けなやりとりで、日産サニーのワゴンタイプをレンタル。1日RM110

 ホテルに着いて早速チェックイン。やっぱり3スターなりの簡素なロビー。部屋に案内されると、これまた驚きの貧弱さ。。。今までにペナンから行ったリゾートホテルの中では(申し訳ないが)ワーストである。シャレータイプでそれぞれが独立しているが、日本のプレハブ作りのような8畳程のワンルームで、立派なベットらしき物は無く、そこの床にはマットが置かれている。また、簡素なトイレとシャワーが付いているがバスタブは無い。妻君は「別のホテルに変えよう!」とちょっと怒り気味だったが、今回の目的はKLの友人達との再会で貧乏旅行なので適当に説得。自然の中でノンビリとチープに過ごす目的の旅慣れた人だったらいいが、遠い日本からリゾート気分を満喫するぞ!!と思ってやってくる人達には、お世辞にもお薦めは出来ない。。。(「ペナンのPark Royalと同じくらいかなぁ」と言ったKLのTanie、、、話が違うぞ!!!)

これが全て!!でもこの画像は、ちょっと素敵に見えるなぁ。 部屋の外観。サザエさんの最後の歌の中に出てくる家のようでしょ。 プールも小さ目。うちのアパートのプールの方が広かったりして。。

 この日の夕方、KL軍団と落ち合い、Pantaiビーチの思いっきり屋台風のお店で夕食を共にした。元上司、今KLの親分の中山さんが巧みなマレー語で注文し、次から次へと料理が運ばれてきたが、その中でもフカヒレスープは一人が3杯くらい食べてもまだ余るほどボリュームたっぷりで、しかも超安い。また、ペナンでもあまり食べることは出来ないシー・アスパラも最高である。うちの元紀は、満腹に成ると、暫く野良猫と遊んでいた。

 この後、家族をホテルまで車で運び、私は彼等の泊まっているシェラトンに行って宴会。話も弾み、酒も進み、記憶が無くなり、気が付いたら朝の5時半で、私だけベットで、部屋の持ち主の中山さんはソファーで、他のメンバーも自分の部屋には戻らずに床で寝ていた。車でブラウベイに戻り、9:00まで再び寝た。ちょっと2日酔い気味である。リゾートでの朝帰りは初体験(^^;。。


●5月2日(土曜日)

 2日酔いの脳味噌を起こし、ちょっと遅目の朝食をホテルに唯一のレストランで取る。ビュッフェ形式だったが、種類はそれ程多く無かった。味はまあまあ。妊娠中でお腹の空きやすい妻君は、フライド・クイテオを美味しそうにお替りしていた。

 今日のプラン、まずは『Under Water World』へ。入場料は大人RM15/子供RM10。水族館関係は、今まではただ何となく見ていたのだが、Scuba Divingをやるようになってからは、自分の魚の名前の無知さ加減に呆れ果てていたので、今回は自分のDiving中の記憶と照らし合わせて、食い入るように見てしまった。その後は隣接されている免税店で今晩のディナー時の赤ワイン(RM46)と、自宅へ持ち帰り用のHenessy(1リットルRM90)を買う。ランカウイは島中が免税なので酒・たばこ関係は安い!!

 次は『Kuah(クア)』の街へ。1年半前から、どれ位、変わっているかを確認する。Kuahの街までの道は、相変わらずの山道で時々牛たちがのんびり歩いている田舎道であるが、昔ほど工事中が無くなって道が整備され判り易くなったような気がする。大きな鷲の像のあるLang Square超えると、左手に真新しい建物が。。。『KOMPLEKS LADA』と書かれた、まだ真っ白な建物。『LAngkawi Development Authority』、商業ビルかな? まだ入っている様子の無い静けさだった。

 その隣には、1年半前には無かった免税店『SAMDRA』が出来ており、そこに繋がって、ショッピング・コンプレックスもオープンしていた。まだ人も疎らなので、ゆっくりと買物が出来た。(この辺は、Guamなどの日本人で賑わう免税店とはぜんぜん違う。)

 今度は、ブラウベイ・リゾートの姉妹店『ペランギ・ビーチ・リゾート』へ。やっぱり5スター、2段階の違いを感じる。エントランスも豪華、ロビーも豪華、プールも広くてゆったりしている。雰囲気的にはペナンの『ラサ・サヤン』という感じかなっ。ビーチも近く、ここで元紀と貝殻拾いをやったり、プールの滑り台で遊んだりした。ところで、今回、このペランギもあたって貰ったのだが、Fully Bookingで取れなかった。でも、それにしてはお客さんがいっぱい居るような雰囲気はなく静か。日本人らしき人達も数組しか居ず、いったいゴールデン・ウィークでランカウイに訪れた日本人達は何処へ行ったのだろうか? パヤ島でシュノーケリングかな??

ゆったりとして広いプール。プールに入ったままバーにも行けます。 パパの必殺!ボディースラム!! 奇麗だなぁ、、、花が。。。

 夕食は、また昨日のKL軍団といっしょ。1年半前にも訪れた中華料理屋で食す。場所的には、ペランギ・ビーチ・リゾートをUnder Water Worldに向かってちょっと行ったところの左側。この近辺には、これと同じような屋台風のお店が続く。ここでも『シー・アスパラ』をオーダーしたのだが、何とメニューには、シー・アスパラだけで独立したコーナーがある。。。これはランカウイ以外では見たことはない。例によって、持ち込みのワイン2本とビールをタラフク飲んで、すっかりいい気分。時間が有ればまたまた宴会、、、だったが、明日のフライトは朝9:30発と早いので、今日はこれで引き上げた。でも、今回の最大の目的、KL軍団との再会は充分に堪能できた。

 尚、本当は、朝のフライトだと勿体無いので、ギリギリまで夕方の便のキャンセル待ちをし、場合によっては飛行機のチケットを捨てフェリーで帰ることも考えていたが、目的も達したし、ホテルに長居も、、、だったので、Confirmされている朝便で戻る事に決めた。


●5月3日(日曜日)

 朝7:00に起き、ホテルのビュッフェで朝食を済ませ、チェックアウト。今回の費用は2泊朝食込みでRM408。子供の追加がRM45で合計RM453(約16,000円)。3スターだった事を考えるとまずますかな。。。帰りもCクラスで手厚い持成しを受け、無事ペナンに到着。試しにtake offからLandingまでを測ってみたが、ぴったり20分、本当に「あっ」と言う間の空の旅だった。尚、ペナンに降りる時に感じたが、ランカウイに比べるとペナンの空はだいぶ霞んでいる。これはHaze(煙害)の影響だろうか??

 最後に、日本のゴールデン・ウィークの時期で、ホテルもフライトも取り辛く、さぞかし日本人観光客で賑わっている事だろうと思っていたのだが、拍子抜けするほど日本人には会わなかった。まだまだランカウイはマイナーで穴場的な存在なのかな?

 以上、『突然のランカウイの旅〜KL軍団との再会〜』の報告でした。


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