KL盆踊り大会

青枠の画像は、クリックすると拡大して見られます)



 7月15日土曜日、KL郊外の工業都市シャーラムにある松下電器のスタジアムにて、世界最大規模と言われる盆踊り大会が開催されました。ペナンの盆踊り大会には行ったことはありましたが、KLの盆踊り大会に行くのは今回が初めてです。当日は、夕方からヘイズ(煙害)が酷くなり空も霞んできたのでちょっと行くのを躊躇いましたが、「世界最大」と言われる盆踊りを目の当たりにしたかったので、やっぱり家族で行くことにしました。

 スタジアムの周りの道路は盆踊りに来た人たちの路上駐車で既にクルマの列が出来ており、昨年来た同僚からは「ちょっと遅れていくと、会場からとっても離れてところにクルマを停めなくてはならない」と聞かされていたのである程度覚悟していましたが、スタジアムの前で誘導されるがままにクルマを走らせると、なんと、道路を挟んで反対側のJVCの駐車場に停めることが出来ました。歩いて10分弱だったのでラッキーでした。

 会場になった松下のスタジアムは、400mの人工ラバーのトラックに屋根付きのスタンド、照明設備もあり、一企業のグラウンドとは思えないほど立派なグラウンドでした。さすが世界の松下、規模が違いますね。

 いやぁ〜、本当に凄い人の波です。感覚的にはF-1の観客よりも多いような気がする(実際は3万人弱でしょうが)。。。しかも、日本人よりもローカルの人たち、特にチャイニーズの人たちが沢山来ていました。また服装は、チャイニーズ特有の普段着、よれよれのTシャツに短パンにではなく、DISCOにでも行くのでは?、と思うようなお洒落な格好でした。

 勿論、露店も出ていますが、残念ながら今年からは、安全上の理由ということで、食べ物やアルコール類の販売は無くなってしまいました。アイスクリームとソフトドリンク、ヨーヨーにパンチボールなどだけです。「夏祭り=夕暮れにビール」だったので、ちょっと寂しかったです。。。(右の写真は、ヨーヨー屋の横でアイスを食べていながらカメラマンに激写されている星奈)

 7時を過ぎると、日本人学校の生徒の太鼓が鳴り響き、いよいよ盆踊りが始まります。「大東京音頭」「花笠音頭」、、、。櫓の上は若い人たちが中心、特に日本人学校の女生徒の皆さんだそうです。また、櫓の下を囲むように、浴衣を着た日本人の奥様達が踊っています。

 ところで、この大勢のローカルの人たちの目的は、日本の浴衣を見たり露店を冷やかしたりなのかと思いきや、なんと盆踊りを踊るために来ていたのです。

 「大東京音頭」が始まった頃から、もう櫓の周りに何重にも自然に輪が出来、みんな仲良く踊っているのです。櫓で踊っている姿を見よう見真似で踊っている人もいれば、完璧に覚えている人もいる。。。しかもみんな手を繋いで、まるでフォークダンスの盆踊り版のようでした。この人波が一斉に発する掛け声は、地響きのような音量になっていました。いやぁ、凄かった。。。

 暗くなって来るにつれ、盆踊りもどんどん盛り上がって来ることでしょうが、帰りの渋滞を避けるために、我が家は早々に引き上げました。異国、常夏の国マレーシアのKLで行われた、日本の盆踊りを超えるほどの規模と盛り上がりをちょっとかじっただけでも、貴重な体験だと思いました。


おまけ・・・我が家のフォトグラフです。


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