KLの観光スポット

国家記念碑


 KL市街の南側にある緑地帯、レイク・ガーデンの中にある国家記念碑(National Monument)。1786年、ペナンへ上陸したイギリスは、あっという間にマラッカ、シンガポールを占拠し、1896年には、背欄ゴール、ヌグリ、センビラン、パハンからなるマラヤ連邦を結成し、半島の全てがイギリスの支配下になった。1941年に第2時世界大戦が始まると日本が占領した。この支配で世界から孤立したマレーシア、シンガポールは深刻な食糧難になる。第2時世界大戦が終わり、日本が敗戦すると、イギリスが再び支配しようとするが、民衆は反発しゲリラ活動を始める。そして遂に1957年8月31日、マラヤ連邦としてイギリス連邦内で独立を果たした。

 というような歴史のあるマレーシア。独立の中で、平和と自由のために戦い、死んでいった兵士に捧げられるブロンズ像には、独立するまでの苦難が記されている。1963年に、硫黄島の銅像の作者で有名な、フェリックス・ド・ウェルドン氏によって造られた。

 入り口近くの塔には、3つの期間が記されている。1914〜1918は第1時世界大戦、1939〜1945は第2時世界大戦、そして1948〜1960までが独立戦争。

 ここも、ちょっと小高い丘にあるので、眺めは最高である。


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