異国での育児日記

【第15回】そろそろ断乳?

1999年7月15日

先月末で星奈も満10ヶ月になった。離乳食は1日3回になり、ミルクもフォローアップミルクに替えた。マニュアル通りだと、そろそろ断乳(最近は卒乳と言うらしい)の時期である。1才を過ぎてからでは、知恵が付いてやめにくくなってしまうそうだ。

思えば、お兄ちゃんの断乳はラクだった。母乳なんて気休め程度しか出ていなかったから、10ヶ月になってすぐに、「今日でやめよう」と決心してすんなりやめられた。しかし、星奈の場合はちょっと違う。根気よく与えたせいか母乳もよく出たし、よく飲んでくれた。母乳で育てたと言っても過言ではない。最近では離乳食に移行しつつあるため、以前ほどは飲まなくなったものの、寝かせる時の特効薬として、今も欠かせないものである。これを手放すのは惜しい、もったいない、出るうちは飲ませたい、というのが本音である。

星奈の方は、今のところ母乳に執着している様子はなく、飲ませてくれるなら何でもいいわという感じである。今なら、私さえその気になれば、やめられるだろう。でも試しに飲ませるのをやめてみると、半日もすると、お乳が張ってきてしまって、やっぱり我慢出来ずにあげてしまう。何度も試みて挫折する人の気持ちも、わかる気がする。やっぱり目標はもうちょっと先に延ばして、1才までには断乳しよう!と心に誓ったママである。

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