異国での出産

【第1話】妊娠の予感

ここからは、主人公はTomの妻君「ママ」ことMayuです。(文中の、私=ママ

 赴任1.5年後に会社から貰える里帰り休暇(一時帰国)で日本(実家の宇都宮市)に帰っていたある日、ちょっと遅れていたとは思っていたが、いよいよ1週間を過ぎたので、妊娠検査薬を近所の薬屋に買いに行き試してみた結果、陽性。。

 もしかして検査薬が間違っているかもしれないので、病院に行って確認した。尿検査では陽性とでたが、内診では「まだ早すぎて判らないから、10日後に来るように。」と先生に言われたが、10日後はマレーシアに帰るので、その旨伝えたら、「では、向こうでお医者さんに行きなさい。」と言われた。

 結果を聞いて、嬉しいような気持ちと、「まだちょっと」と思っていた気持ちが混ざり合い、複雑な心境。元紀の弟か妹になる2人目が欲しいのは山々ではあったが、1月末のマレーシア最大の連休時に行く予定のオーストラリア旅行に行けるかどうか不安。。。今回はツワリが重そうだし。。。

 パパには電話で「なんか、出来たみたいよ。」と言ったら、「2回ほど期待させられてガッカリが続いたから、ちゃんと超音波で写るまでは???だぞ!!」と、予想通りの冷たい返事。。。私の親には、病院から帰ってきてから直ぐに報告したが、パパの親には、きちんと確定してから言ったほうが良さそう。。。向こうの親は特に子供好きだから。 でも結局は、パパの実家のお母さんに元紀が電話で話しているときに、「ママ、赤ちゃん生まれるんだよ!!」と言ってしまったので、判ってしまった。

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